【医師監修】急な腹痛!受診すべき診療科と自宅でできる応急処置
「突然、お腹が痛くなって動けない…」
「救急車を呼ぶほどじゃないけど、何科に行けばいいの?」
急な腹痛は、原因も対処法も多種多様。
ときには命にかかわる病気の初期症状であることもあり、正しい判断と対応が重要です。
この記事では、急な腹痛が起きたときに「何科に行くべきか」「自宅でできる応急処置」「受診のタイミング」をわかりやすく解説します。
1. 急な腹痛の原因はさまざま!放置してはいけないケースも
腹痛には、「自然に治る軽症」から「即時受診が必要な重症」まで幅があります。
まずは、腹痛の発生パターンを観察しましょう。
1-1. すぐに病院へ行くべき腹痛のサイン
以下の症状がある場合は、すぐに医療機関を受診するか救急対応を検討してください。
- 突然の激痛(特に右下腹部やみぞおち)
- 冷や汗・吐き気・嘔吐を伴う
- 発熱(38度以上)がある
- お腹が硬くなっている
- 血便や黒色便が出た
- めまい・ふらつき・意識の低下
疑われる病気:
・急性虫垂炎(盲腸)
・胃潰瘍・十二指腸潰瘍の穿孔
・胆石発作・胆嚢炎
・膵炎
・腸閉塞
・消化管出血 など
1-2. 慌てなくてよいが受診を検討すべき腹痛
次のような場合は、急ぎではないものの数日以内に医療機関で相談を。
- 便秘が続いている
- 軽度の下痢や胃もたれが数日続く
- 食後に軽い腹痛が繰り返し起こる
- ストレスと連動して痛む(過敏性腸症候群など)
- 市販薬でよくならない
2. 腹痛のとき「何科に行けばいいの?」
腹痛で迷うのが、「何科を受診すべきか」。
多くの場合、まずは内科または消化器内科で問題ありません。
2-1. 内科・消化器内科が第一選択
内科・消化器内科では、腹痛の原因となる胃腸・胆のう・膵臓・腸の異常を診察・検査できます。
当院のように、専門医による診察+超音波検査や内視鏡検査が受けられる医療機関での受診がベストです。
2-2. 婦人科・泌尿器科が必要なケースも
女性の下腹部痛の場合、**婦人科系疾患(卵巣嚢腫、子宮内膜症など)**の可能性もあるため、月経周期やおりものの有無もチェックを。
また、排尿時の痛み・頻尿・血尿を伴う腹痛であれば、泌尿器科の受診が適しています。
3. 応急処置として自宅でできること・やってはいけないこと
腹痛の初期対応は、症状の悪化を防ぐうえで非常に大切です。
3-1. 自宅でできる腹痛の応急処置
- 安静にして横になる(膝を曲げると楽な場合も)
- 白湯や常温の水で水分補給
- 腹部を温める(カイロ・タオルなど):冷えによる痛みに効果的
- 食事は控え、胃腸を休ませる(消化の良いものを摂る)
3-2. NGな対応
- 自己判断で市販薬を乱用する(痛み止めが診断を遅らせることも)
- アルコールや刺激物の摂取
- 腹部マッサージ(盲腸や炎症があると悪化する場合あり)
4. 当院での診療体制と安心できるポイント
金町よしだクリニックでは、腹痛をはじめとした消化器症状に対する専門的な診断と検査が可能です。
- 消化器内視鏡学会専門医による的確な診断
- 無痛で日帰り可能な内視鏡検査で、胃や腸の異常を正確に評価
- 最新の超音波(エコー)機器で胆のう・膵臓・肝臓の状態もチェック
- 必要な検査のみを提案し、患者さまの不安と負担を最小限に
- 金町駅徒歩7分の好アクセスで急な症状でも来院しやすい
腹痛が気になるけれど「どこに行けばいいかわからない」「検査が痛そうで不安…」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。
5. まとめ:迷ったらまずは消化器内科へ。症状が悪化する前に相談を
急な腹痛は、多くの場合消化器系の不調が原因です。
無理に我慢せず、専門医による早めの診察が安心につながります。
当院では、腹痛や胃腸の違和感に対し、症状に応じた検査と丁寧な説明を大切にしています。
健診結果に不安がある方、繰り返す腹痛がある方も、お気軽にご相談ください。
最新の検査機器、無痛内視鏡検査、消化器領域の専門医による丁寧な検査と説明で、安心して受けていただける環境を整えています。当院には、葛飾区をはじめ、江戸川区、足立区、台東区、松戸市、市川市、三郷市も含めて広い地域から多くの患者様が来院されています。
【作成・監修】
金町よしだクリニック
院長 吉田 翼
(日本消化器内視鏡学会 専門医/日本消化器病学会 専門医/日本肝臓学会 専門医/日本内科学会 総合内科専門医)

