【医師監修】便秘・下痢が続くなら大腸カメラを!原因と検査でわかる病気とは
『便秘が続いていて不安』
『下痢と便秘を繰り返している』
『お腹の調子が悪いのに、病院に行くほどではない気がして放置している』
そんな症状を感じている方は、一度大腸カメラ(大腸内視鏡検査)でしっかり調べてみることをおすすめします。
便秘や下痢の多くは生活習慣に起因する一過性のものですが、中には重大な病気が隠れている場合もあります。
この記事では、便秘や下痢の原因と、大腸カメラでわかる病気、そして検査を受けるべきタイミングについて、専門医が丁寧に解説します。
1. 便秘や下痢が続くのは異常?
便通の変化は、体調やストレス、食生活の影響を受けやすいため、数日間の便秘や下痢はよくあることです。
しかし、以下のような場合は注意が必要です。
- 1週間以上の便秘が続く
- 下痢が数日以上止まらない
- 便に血や粘液が混じる
- 急激な便通の変化がある
- 体重が減ってきた
- お腹が張って苦しい
こうした症状は、単なる体調不良ではなく、消化管の病気が原因となっている可能性があります。
2. 便秘や下痢の原因は?考えられる病気
2-1. 過敏性腸症候群(IBS)
比較的若い世代に多く、ストレスや生活の乱れが引き金になります。
便秘型・下痢型・混合型に分かれ、検査で異常が見つからないのに症状が続くのが特徴です。
2-2. 潰瘍性大腸炎・クローン病(炎症性腸疾患)
20〜40代の若年層にも発症する病気で、慢性的な下痢や血便、腹痛を伴います。
放置すると重症化や合併症を起こすこともあるため、早期診断と治療が重要です。
2-3. 大腸ポリープ・大腸がん
40代以降で便秘や下痢、血便が続く場合は、大腸ポリープやがんによる通過障害や炎症の可能性も。
早期のがんであれば無症状のことも多いため、便通異常は重要なサインです。
2-4. その他の原因
- 薬剤性(便秘薬・抗生剤など)
- 甲状腺機能異常
- 食物アレルギー・不耐症
- 腸内細菌バランスの乱れ
3. 大腸カメラで何がわかる?検査の意義とは
大腸カメラは、大腸の粘膜を直接観察する最も確実な検査です。
- 粘膜の炎症やびらん、腫瘍をその場で確認
- ポリープが見つかればその場で切除も可能
- 潰瘍性大腸炎などの診断確定
- 組織を採取して病理診断も実施
症状があっても、大腸カメラを受けて「異常なし」とわかることで安心感が得られるというメリットもあります。
4. 当院の大腸カメラ:無痛・安心の検査体制
金町よしだクリニックでは、苦痛の少ない大腸カメラ検査を提供しています。
- 熟練医師による軸保持短縮法+送水法のハイブリッド挿入
- CO2送気を採用し、検査後のお腹の張りを大幅軽減
- 鎮静剤を使用し、眠っている間に検査が終了
- バイタルモニターで呼吸・血圧・心拍数を常時管理し、安全に対応
症状のある方はもちろん、便潜血陽性や健診での異常指摘など、あらゆるケースに対応可能です。

5. 放置せずに、一度相談からはじめてみませんか?
便秘や下痢は、つい我慢してしまいがちな症状です。
ですが、それが「体からの危険信号」の場合もあるということを忘れないでください。
- 便秘や下痢が続いている
- 原因がわからず不安
- 年齢的に一度検査しておきたい
そんな方は、まずはご相談だけでも可能です。
当院では、症状の経過を丁寧に伺い、薬に頼らず生活指導から対応することも多くあります。
最新の内視鏡機器、無痛内視鏡検査、消化器領域の専門医による丁寧な検査と説明で、安心して受けていただける環境を整えています。
当院には、葛飾区をはじめ、江戸川区、足立区、台東区、松戸市、市川市、三郷市も含めて広い地域から多くの患者様が来院されています。
【作成・監修】
金町よしだクリニック
院長 吉田 翼
(日本消化器内視鏡学会 専門医、日本消化器病学会 専門医、日本肝臓学会 専門医、日本内科学会 総合内科専門医)