【医師監修】健康診断のバリウム検査で『要精検』になったら?内視鏡で安心を手に入れる
『健康診断の結果が届いたら、要精密検査と書かれていた…』
『バリウム検査で引っかかったけど、精密検査って何をするの?』
『放っておいても大丈夫だろうか…』
その“要精検”の一言に、心がざわついた方へ。
最も信頼できる次のステップは**内視鏡検査(胃カメラ)**です。
1. バリウム検査で「要精検」となる主な理由とは?
健康診断で行われるバリウム検査(胃透視)は、胃の内腔を白く写し出して病変の有無を調べるものです。
しかしバリウム検査は、あくまで“間接的な画像診断”に過ぎません。
以下のような結果が出ると、精密検査が推奨されます。
- 胃の粘膜に影や凹凸、腫瘤様陰影がある
- 粘膜のひきつれや不整像が認められた
- ポリープ様病変の可能性が示唆された
- 胃潰瘍やがんの疑いを否定できない
ただし、これらの多くは胃カメラで直接確認しなければ、正確な診断はできません。
2. 「症状がないから大丈夫」は危険な思い込み
『胃の調子は悪くないし、今は痛みもない』
『そのうち時間ができたら病院に行こう』
そうやって精密検査を後回しにしてしまう方は少なくありません。
ですが、胃がんやポリープ、潰瘍などの多くは初期には自覚症状がないのです。
実際に当院でも、健康診断がきっかけで早期胃がんが見つかり、短期間で治療・完治したケースが複数あります。
3. 胃カメラは「直接見て」「その場で組織検査」が可能
バリウム検査は白黒の陰影をもとに病変を推測する検査であり、
病気の有無を「確定」することはできません。
一方、胃カメラ(内視鏡検査)では次のことが可能です。
- 胃や食道、十二指腸の粘膜を直接観察
- 胃炎、潰瘍、がん、ポリープなどの病変を発見
- 必要に応じて、その場で組織採取(生検)も実施
- 病変の色調・形状・出血の有無なども詳細に評価可能
つまり、内視鏡こそが“診断の決定打”になる唯一の検査なのです。

4. 当院の内視鏡検査は、無痛で日帰り対応
『胃カメラってつらい検査でしょう?』
そのイメージで受診をためらう方もいますが、当院では**“苦しくない”検査を徹底**しています。
- 鎮静剤を使用し、眠っている間に検査が終了
- 検査中はバイタルモニターで呼吸や血圧をしっかり監視
- 鼻からの細径スコープにも対応し、嘔吐反射を最小限に
- 終了後は回復室でゆっくり休んでからそのまま帰宅可能
- 専門医がわかりやすく丁寧に結果をご説明します
初めての方でも安心して受けられるよう、ストレスを限りなく減らした体制を整えています。
5. 『要精検』はチャンスです。放置せず行動を
バリウム検査で引っかかったということは、
「異常の可能性がある」という身体からのサインです。
見逃さず、早めに行動することで、
- がんを早期に発見し、命を守ることができる
- 不安を手放し、安心して日常生活を送れる
- 慢性胃炎やピロリ菌なども早期に治療できる
健康診断の次のステップとして、ぜひ内視鏡検査をご検討ください。
ご案内
最新の内視鏡機器、無痛内視鏡検査、消化器領域の専門医による丁寧な検査と説明で、安心して受けていただける環境を整えています。
当院には、葛飾区をはじめ、江戸川区、足立区、台東区、松戸市、市川市、三郷市も含めて広い地域から多くの患者様が来院されています。
【作成・監修】
金町よしだクリニック
院長 吉田 翼
(日本消化器内視鏡学会 専門医、日本消化器病学会 専門医、日本肝臓学会 専門医、日本内科学会 総合内科専門医)
