【医師監修】大腸カメラを受けるべき理由:早期発見で安心を、専門医が丁寧に解説
「大腸カメラって、なんだか痛そう」「準備が大変そうだから、できれば避けたいな」そう思っていませんか?大腸カメラ検査は、大腸がんをはじめとする様々な病気を早期に発見し、治療するために非常に重要な検査です。しかし、多くの方が検査に対して不安や抵抗を感じているかもしれません。金町よしだクリニックでは、患者様の不安を少しでも和らげ、安心して検査を受けていただけるよう、無痛で日帰り可能な内視鏡検査を提供しています。この記事では、なぜ大腸カメラ検査を受けるべきなのか、その重要性と当院での検査の特長を、皆様に向けて、専門医が分かりやすく解説します。
1. 大腸カメラ検査の重要性:なぜ今、あなたに必要か?
大腸がんは、近年日本で増加傾向にあるがんです。罹患数、死亡数ともに上位に位置しており、誰もが罹患する可能性のある病気と言えます。しかし、大腸がんは早期に発見できれば、比較的高い確率で治癒が期待できるがんです。その早期発見に最も有効なのが、大腸カメラ検査なのです。
1-1. 大腸がんの早期発見と予防
大腸がんは、良性のポリープから発生することがほとんどです。このポリープは、時間をかけて徐々に大きくなり、やがてがん化すると言われています。大腸カメラ検査では、このがん化する前のポリープを発見し、その場で切除することが可能です。これにより、大腸がんの発生そのものを予防することができます。症状が出てからでは進行がんになっていることも少なくないため、症状がないうちから定期的に検査を受けることが非常に重要です。
1-2. 大腸がん以外の病気の発見
大腸カメラ検査で発見できるのは、大腸がんだけではありません。潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患、憩室炎、虚血性腸炎など、様々な大腸の病気を診断することができます。これらの病気も、早期に発見し適切な治療を開始することで、症状の悪化を防ぎ、生活の質を維持することに繋がります。
1-3. 症状がなくても検査が必要な理由
「特に症状もないし、自分は大丈夫」と思っていませんか?大腸がんは、早期の段階では自覚症状がほとんどありません。血便や腹痛、便通異常などの症状が現れた時には、がんが進行しているケースも少なくありません。そのため、症状がないうちから定期的に検査を受けることが、ご自身の健康を守るための最も効果的な方法なのです。特に、40歳を過ぎたら、一度は大腸カメラ検査を受けることを強くお勧めします。
2. 金町よしだクリニックの大腸カメラ検査は「無痛で楽」に受けられる!
「大腸カメラは苦しい」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。しかし、当院では患者様の負担を最大限に軽減し、「無痛で楽に受けられる」検査を追求しています。
2-1. 経験豊富な消化器専門医による質の高い検査
当院の吉田院長は、日本消化器内視鏡学会専門医、日本消化器病学会専門医など、消化器領域の複数の専門医資格を持つ医師です。数多くの内視鏡検査の実績があり、患者様一人ひとりの状態に合わせた丁寧で確実な検査を行っています。医師の熟練した技術は、検査中の苦痛軽減に直結します。安心して検査をお任せください。
2-2. 最新鋭の内視鏡システム導入による負担軽減
当院では、富士フイルム社製の最新内視鏡システムを導入しています。このシステムは、従来の機器よりも細径で柔軟性が高いため、体への負担が少なく、スムーズな挿入が可能です。また、高精細な画像と拡大機能を備えており、微細な病変も早期に発見できます。患者様の身体的負担を軽減しつつ、診断の精度を高めることが可能です。
2-3. 鎮静剤の使用で眠っている間に検査が終了
「検査中の痛みが不安」「以前、胃カメラでつらい思いをしたから心配」という方には、鎮静剤の使用をお勧めしています。鎮静剤を使用することで、眠っているような状態で検査を受けていただけます。これにより、内視鏡が挿入される際の不快感や検査中の痛み、違和感をほとんど感じることなく、リラックスした状態で検査を終えることができます。
2-4. 徹底した院内感染対策で安心・安全な環境
患者様に安心して検査を受けていただくために、当院では徹底した院内感染対策を行っています。内視鏡は、日本消化器内視鏡学会のガイドラインに基づき、高水準消毒薬を用いた自動洗浄消毒装置で検査ごとに完全に消毒しています。また、使い捨ての器具を使用するなど、常に清潔な環境を維持し、感染リスクを限りなく低くしています。
2-5. 大腸ポリープの日帰り切除に対応
検査中に大腸ポリープが発見された場合、当院ではその場で日帰り切除が可能です。ポリープを切除することで、将来的な大腸がんの発生を予防することができます。入院の必要がないため、患者様の負担も少なく、日常生活に早期に復帰いただけます。
3. 大腸カメラ検査を受けるべき症状と、症状がなくても受けるべき場合
大腸カメラ検査は、特定の症状がある場合に推奨されますが、症状がなくても定期的に受けることが重要です。
3-1. 大腸カメラ検査を検討すべき具体的な症状
以下のような症状がある場合は、早めに大腸カメラ検査を受けることをお勧めします。
- 便に血が混じる(血便、黒色便):痔による出血と自己判断せず、消化管からの出血の可能性を疑いましょう。
- 便が細くなった、残便感がある:大腸内に腫瘍があり、便の通り道が狭くなっている可能性があります。
- 便秘と下痢を繰り返す:便通異常は、大腸の病気のサインであることがあります。
- 腹痛、腹部の張り、不快感が続く:特に、これまでなかった症状が現れた場合は注意が必要です。
- 原因不明の貧血:消化管からの微量な出血が原因で貧血になることがあります。
- 体重減少:特にダイエットをしていないのに体重が減る場合は、病気の可能性があります。
3-2. 症状がなくても定期検査が重要な理由
上記のような症状がなくても、以下に当てはまる方は定期的な大腸カメラ検査を検討しましょう。
- 40歳以上の方:大腸がんの罹患リスクは40歳頃から上昇し始めます。
- 大腸がんの家族歴がある方:血縁者に大腸がんの患者さんがいる場合、遺伝的な要因で発症リスクが高まります。
- 検診の便潜血検査で「陽性」と判定された方:便潜血検査は、大腸がんやポリープからの出血の有無を調べる検査です。陽性の場合は、必ず精密検査である大腸カメラ検査が必要です。
- 過去に大腸ポリープを切除した経験がある方:ポリープを一度切除しても、再発したり、別の場所に新たなポリープができる可能性があります。定期的な経過観察が重要です。
- 食生活が不規則な方、喫煙・飲酒の習慣がある方:これらは大腸がんのリスクを高める要因とされています。
4. 金町よしだクリニックでの大腸カメラ検査の流れ
当院では、患者様が安心して検査を受けていただけるよう、事前の準備から検査後の説明まで、きめ細やかなサポートを行っています。
4-1. 事前診察と説明
まずはご来院いただき、医師による診察と問診を行います。既往歴、現在服用中の薬、アレルギーの有無などを詳しくお伺いし、検査に関するご説明をいたします。この際に、検査に対する不安やご希望(鎮静剤の使用など)を遠慮なくお話しください。
4-2. 検査前日の準備
検査前日は、消化の良い食事を摂っていただきます。夕食は指定の時間までに済ませ、その後は絶食となります。大腸の中をきれいにするために、下剤を服用していただきます。下剤の種類や服用方法については、事前診察の際に看護師が丁寧にご説明いたします。ご自宅で服用していただきます。
4-3. 検査当日の流れ
来院後、検査着にお着替えいただき、点滴を開始します。ご希望に応じて鎮静剤を投与し、リラックスした状態で検査を受けていただきます。当院の熟練した専門医が、最新の内視鏡を使い、大腸全体を丁寧に観察していきます。異常が見つかった場合は、必要に応じて組織を採取したり、ポリープを切除したりします。検査時間は、ポリープ切除がなければ20~30分程度です。
4-4. 検査後の説明とリカバリー
検査終了後は、リカバリースペースでゆっくりとお休みいただきます。鎮静剤の効果が覚めるまで、看護師が患者様の状態をしっかりと見守ります。意識がはっきりしたところで、検査で撮影した画像を見ながら、専門医が検査結果を分かりやすくご説明いたします。病理検査が必要な場合は、後日改めて結果をご説明いたします。
5. 大腸カメラ検査に関するよくある質問
患者様からよくいただくご質問とその回答をまとめました。
5-1. 大腸カメラ検査はどれくらいの頻度で受けるべきですか?
症状がない方の場合、40歳を過ぎたら一度検査を受け、異常がなければ数年に一度のペースで受けることをお勧めします。
ポリープを切除した方や、ご家族に大腸がんの方がいる場合は、医師の指示に従い、より短い間隔での検査が必要となることがあります。
5-2. 検査の準備で大変なことはありますか?
一番大変に感じるのは、検査前の下剤の服用と食事制限かもしれません。しかし、当院では患者様の負担を軽減できるよう、下剤の種類や服用方法について丁寧に説明し、ご自宅での準備が難しい方には院内での服用も可能です。
5-3. 検査中に痛みはありますか?
当院では、鎮静剤を使用することで、ほとんど痛みを感じることなく検査を受けていただけます。眠っている間に検査が終わるため、安心して検査に臨んでいただけます。
5-4. 費用はどのくらいかかりますか?
大腸カメラ検査は健康保険が適用されます。自己負担割合によって費用は異なりますが、おおよその費用については、以下の通りです。
検査 | 1割負担の方 | 3割負担の方 |
---|---|---|
大腸カメラ検査 (薬剤料込) | 約2500円 | 約7500円 |
大腸カメラ検査 +病理検査(薬剤料込) | 約3500円 | 約10000円 |
大腸カメラ検査+ポリープ切除(薬剤料込) | 約7000円~10000円 | 約20000~30000円 |
大腸カメラ検査は、決して「つらいもの」「避けたいもの」ではありません。金町よしだクリニックでは、**最新の内視鏡機器、無痛内視鏡検査、消化器領域の専門医による丁寧な検査と説明で、安心して受けていただける環境を整えています。患者様の不安に寄り添い、楽に、そして安心して検査を受けていただけるよう、スタッフ一同努めております。
当院には、葛飾区をはじめ、江戸川区、足立区、台東区、松戸市、市川市、三郷市も含めて広い地域から多くの患者様が来院されています。健康寿命を延ばし、充実した毎日を送るために、大腸カメラ検査をぜひご検討ください。ご不明な点があれば、お気軽にお問い合わせください。
【作成・監修】
金町よしだクリニック
院長 吉田 翼(日本消化器内視鏡学会 専門医、日本消化器病学会 専門医、日本肝臓学会 専門医、日本内科学会 総合内科専門専門医)