【医師監修】胃カメラはいくら?保険適用・自費診療の料金をわかりやすく比較/大腸カメラは本当に痛いの?鎮静剤あり・なしの違いを専門医が解説

『内視鏡検査って高いんじゃない?』
『大腸カメラは痛いって聞いて怖い…』
そう思って検査をためらっていませんか?

胃カメラや大腸カメラは、がんや潰瘍、ポリープなどの重篤な病気を早期に発見するための大切な検査です。
現在は、保険診療で比較的リーズナブルに受けることができ、鎮静剤を使えば苦痛もほとんどありません。

この記事では、

  • 胃カメラの保険・自費それぞれの料金の目安
  • 大腸カメラの「痛い?」という疑問への答え
  • 鎮静剤あり・なしの違いや安全性

を、専門医がわかりやすく解説します。


1. 胃カメラはいくら?保険と自費の料金を比較

1-1. 保険適用の胃カメラ検査の料金

胃カメラは、以下のような症状や医師の判断があれば健康保険が適用されます。

  • 胃痛、胃もたれ、食欲不振
  • 胸やけ、嘔吐、吐血
  • ピロリ菌感染の診断や除菌治療の評価
  • 健診異常(バリウム異常)に対する精密検査

3割負担の方で、おおよそ以下の費用が目安です。

内容自己負担額(3割負担)
胃カメラ検査 (薬剤料込)約4500円
胃カメラ検査 +病理検査(薬剤料込)約7000円

※初診料・処方箋料などは別途かかります。

1-2. 自費診療の胃カメラ

自費で胃カメラを受けるケースには以下のような例があります。

  • がん検診などの人間ドック目的
  • 保険適用外の健診希望

自費料金は施設ごとに異なりますが、約15,000円〜30,000円前後が一般的です。
鎮静剤やピロリ菌検査が含まれるかによって金額が変わります。


2. 大腸カメラは痛いの?鎮静剤あり・なしの違いを解説

2-1. 大腸カメラの『痛み』はどのくらい?

大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)は、腸の曲がりやすい構造により、
医師の技術や挿入法によっては痛みや張りを感じることがあります。

当院では、以下の痛みを抑える技術と方法を採用しています。

  • 軸保持短縮法+送水法のハイブリッド挿入法で腸を無理に引き伸ばさない
  • CO2送気を使用し、検査後のお腹の張りも最小限
  • 鎮静剤の使用で「眠っている間」に検査が終了

2-2. 鎮静剤あり vs なしの違い

項目鎮静剤なし鎮静剤あり
意識あるほぼ眠った状態
痛みの感じ方人によって差があるほとんど感じない
検査中の記憶残るほとんどないことが多い
安全性高いバイタルモニターで常時監視して安全管理

当院では、バイタルサイン(血圧・脈拍・酸素濃度)を常時監視しながら鎮静剤を適切に調整しているため、
安全かつ快適に検査を受けることができます。


3. 鎮静剤ありでも費用は意外と手頃?

胃カメラ・大腸カメラともに、鎮静剤の使用が保険内で対応可能なケースもあります。
鎮静の方法や量により一部自費が加算される場合もありますが、安心を買える費用として検討する価値は十分にあります。

当院では事前に費用を丁寧にご案内し、ご納得のうえで検査を受けていただいています。


まとめ:費用も苦痛も、不安なく相談できることが大切です

  • 胃カメラは保険で5,000円前後から受けられることが多く、自費でも施設によっては手頃な価格
  • 大腸カメラは、鎮静剤を使えば苦痛はほとんどなし
  • 当院では、技術・機器・安全管理を徹底し、安心できる内視鏡検査環境を整備しています
  • 不安や疑問がある方には、事前説明や相談のみのご予約も可能です

最新の内視鏡機器、無痛内視鏡検査、消化器領域の専門医による丁寧な検査と説明で、安心して受けていただける環境を整えています。
当院には、葛飾区をはじめ、江戸川区、足立区、台東区、松戸市、市川市、三郷市も含めて広い地域から多くの患者様が来院されています。

【作成・監修】
金町よしだクリニック
院長 吉田 翼
(日本消化器内視鏡学会 専門医、日本消化器病学会 専門医、日本肝臓学会 専門医、日本内科学会 総合内科専門医)