【医師監修】スマホ世代の胃腸不調対策 – 胃カメラ検査で早期発見を目指そう
『なんとなく胃が重い』『最近、食欲がない』『寝不足やストレスのせい?』
そう感じながら、胃の不調を放置していませんか?
スマホで情報をすぐに検索できる時代ですが、本当に必要な医療の判断は、スマホだけではできません。
特に、スマホ世代(20〜40代)に増えている胃の不調や疾患は、胃カメラによる早期発見がカギになります。
本記事では、胃カメラ検査の重要性と、放置リスクを減らすための胃腸ケアについて詳しく解説します。
1. スマホ世代に多い胃腸トラブルとは?
スマホ世代とは、日常的にスマートフォンやパソコンに触れる時間が長く、
仕事・私生活ともにデジタル環境に依存している20〜40代を指します。
この世代に特有の胃腸不調には以下のようなものがあります。
- 寝不足・ストレスによる胃酸過多や胃もたれ
- 生活リズムの乱れからくる胃痛・食欲不振
- コーヒーやエナジードリンクなどの刺激物過多
- スマホ姿勢による自律神経の乱れで胃が働きにくくなる
さらに、スマホやSNSによる慢性的な緊張感が胃腸に影響することも多く、
『何となく胃が変』『食後に膨満感が続く』という声が増えています。
2. 若くても胃カメラが必要な理由
『まだ若いから大丈夫』『検査は年配の人がするもの』と考えている方も多いですが、
近年は20代・30代で胃炎や潰瘍、ピロリ菌感染が見つかるケースも少なくありません。
以下のような症状が1週間以上続く場合は、胃カメラ検査が必要なサインです。
- 胃の痛み、ムカムカ感
- 食後のもたれ・げっぷ・膨満感
- 胸焼け・酸っぱいものが上がる
- 食欲の低下
- 空腹時の胃のシクシク感
また、ピロリ菌に感染している場合、将来的な胃がんリスクが高まるため、
早めの検査と除菌が重要です。
3. スマホ世代が検査を避ける理由とその誤解
スマホ世代に多いのが、『胃カメラ=つらい・怖い』という印象。
しかし、それは過去の話です。
当院では以下のような対策により、若い世代でも安心して受けられる環境を整えています。
- 鎮静剤使用でウトウトしている間に検査終了
- バイタルモニターで呼吸や脈拍を常時管理し、安全を確保
- 鼻から入れる経鼻胃カメラにも対応(希望制)
- 検査後の丁寧な画像説明とライフスタイル改善アドバイス
『もっと早く受けていればよかった』という感想を多くいただいています。
4. 胃の不調を放置するとどうなる?
胃炎や逆流性食道炎などの不調を放置していると、
次第に粘膜が弱り、潰瘍・びらん・ポリープの形成が進行します。
ピロリ菌感染がある場合はさらにリスクが高まり、
慢性胃炎から萎縮性胃炎、そして胃がんへと進行する可能性も。
初期の胃がんは症状が出にくいため、
胃カメラでの早期発見が唯一の手段といえます。
5. 胃を整えるには、まず「知る」ことから
スマホ世代は、情報に触れることは多くても、実際に検査を受ける人は少ない傾向にあります。
しかし、胃腸の不調は、早めに原因を知って対応することで、
薬に頼らず生活習慣の改善だけで回復できることもあります。
『自分の胃の状態を知ること』が、健康への第一歩です。
まとめ:スマホ世代こそ、胃カメラで体をリセットしよう
- ストレスや生活習慣が原因の胃腸不調が増加中
- 若くても胃炎やピロリ菌感染はある
- 最新の無痛胃カメラなら、苦痛なく検査できる
- 胃の状態を知ることで、生活改善がスムーズに
- 将来の胃がん予防にもつながる
最新の内視鏡機器、無痛内視鏡検査、消化器領域の専門医による丁寧な検査と説明で、安心して受けていただける環境を整えています。
当院には、葛飾区をはじめ、江戸川区、足立区、台東区、松戸市、市川市、三郷市も含めて広い地域から多くの患者様が来院されています。
【作成・監修】
金町よしだクリニック
院長 吉田 翼
(日本消化器内視鏡学会 専門医、日本消化器病学会 専門医、日本肝臓学会 専門医、日本内科学会 総合内科専門医)

