【医師監修】仕事のストレスで胃がキリキリ痛むあなたに|放置せず内視鏡で原因をチェック
「朝になると胃が痛む」
「会議前やプレッシャーがかかる時だけキリキリする」
そんな胃の不調を、「ストレスのせいだから仕方ない」と放置していませんか?
実はその症状、ただのストレス性胃炎ではないかもしれません。
胃の不調が続くときは、胃カメラ(上部内視鏡検査)で根本原因を確認することが非常に重要です。
この記事では、仕事のストレスによる胃痛の正体と、内視鏡検査の必要性について専門医がわかりやすく解説します。
1. ストレスで起こる「胃の不調」はどんな状態?
1-1. 胃がストレスに弱いのはなぜ?
胃は自律神経と密接に関係しており、ストレスによって自律神経が乱れると、胃酸の分泌や胃の動きに異常が出ます。
その結果、次のような症状が現れやすくなります。
- キリキリするような胃痛
- 空腹時の痛みや胸焼け
- 食欲不振や胃もたれ
- 朝起きたときの胃の不快感
これらは「機能性ディスペプシア」や「ストレス性胃炎」と呼ばれますが、症状が似ているだけで、他の疾患が隠れている場合もあるため要注意です。
1-2. 痛みの裏にあるかもしれない病気
胃の痛みの原因として、以下の疾患の可能性もあります。
- 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
- 逆流性食道炎
- ピロリ菌感染による慢性胃炎
- さらには胃がんの初期症状のことも
特に長期間症状が続いている方や40代以上の方は、早めの検査が大切です。
2. 胃の不調は自己判断NG|内視鏡検査で原因を明確に
2-1. なぜ内視鏡検査が必要なのか?
市販薬や処方薬で一時的に症状が治まったとしても、原因が解決しているわけではありません。
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)では、以下のような詳細なチェックが可能です。
- 胃粘膜の炎症の有無
- 潰瘍の有無や深さの確認
- ポリープやがんの早期発見
- ピロリ菌感染の確認(必要に応じて検査)
見た目に異常がなくても、組織を採取してがん細胞の有無を調べることもできます。
2-2. 内視鏡=苦しい、はもう過去の話
「胃カメラ=つらい」というイメージをお持ちの方も多いですが、当院では鎮静剤を使用することで、苦痛のない検査が可能です。
- 眠っているような感覚で検査を受けられる
- 嘔吐反射の心配がない
- 日帰りで受けられるので仕事の合間にも対応可

3. 「ストレス性胃炎」だと思い込むリスク
3-1. 病気の早期発見を逃してしまう可能性
胃がんなどの重大な病気も、初期は「ストレスかな?」と感じる程度の胃の違和感で始まります。
自己判断で放置していると、発見が遅れてしまうことも。
また、ピロリ菌感染による慢性胃炎が長年続くと、胃がんのリスクが格段に上がることがわかっています。
ピロリ菌の有無は、内視鏡検査と合わせて確認することが重要です。
3-2. 早期に見つかれば治療は最小限で済む
胃潰瘍やポリープ、胃炎なども、早期に見つければ薬や生活改善だけで十分治療可能なことが多く、入院の必要もありません。
「なんでもなければ安心」「早く見つければ簡単に治せる」
それが、内視鏡検査を受ける大きなメリットです。
4. 金町よしだクリニックでの無痛胃カメラ
4-1. 消化器専門医が丁寧に診察・検査
当院の院長は、日本消化器内視鏡学会、日本消化器病学会などの複数の専門資格を保有し、豊富な実績に基づく丁寧な診断を行います。
「この症状で本当に検査が必要なのか」「内視鏡は初めてで不安」といったお悩みも、じっくり時間をかけて説明いたします。
4-2. 鎮静剤で眠っている間に検査終了
- 苦痛を最小限に抑えた鎮静下検査
- 終了後は回復室でゆっくり休憩可能
- 日帰り検査なので、仕事のスケジュールも調整しやすい
4-3. 最新の内視鏡機器と徹底した感染対策
当院では、富士フイルム製の高性能スコープを使用し、微細な病変も見逃しません。
また、内視鏡の洗浄・消毒は学会基準に準拠した専用機器で徹底管理しており、感染対策も万全です。
5. 胃が痛むなら、今が行動のタイミングです
仕事や日常生活でストレスを感じることは避けられません。
でも、そのストレスが体に与える影響を軽視してはいけません。
「ただのストレス」ではない可能性を見逃さないためにも、胃カメラで一度しっかりと調べてみませんか?
不安があるうちに受ける検査が、将来の安心につながります。
最新の内視鏡機器、無痛内視鏡検査、消化器領域の専門医による丁寧な検査と説明で、安心して受けていただける環境を整えています。当院には、葛飾区をはじめ、江戸川区、足立区、台東区、松戸市、市川市、三郷市も含めて広い地域から多くの患者様が来院されています。
【作成・監修】
金町よしだクリニック
院長 吉田 翼
(日本消化器内視鏡学会 専門医、日本消化器病学会 専門医、日本肝臓学会 専門医、日本内科学会 総合内科専門医)
