【医師監修】初めての大腸カメラでよくある質問TOP10|痛み・下剤・費用…不安を解消
『大腸カメラは初めてで不安…』
『どれくらい痛い?恥ずかしくない?何を準備すれば?』
このような疑問や不安から、検査をためらってしまう方も多くいらっしゃいます。
しかし、大腸がんは早期発見・早期治療が可能な病気です。大腸カメラは、命を守る大切な検査です。
この記事では、初めて大腸カメラを受ける方から特によくある質問10項目を、専門医の立場からわかりやすくお答えします。
1. 大腸カメラって痛いですか?
当院では、鎮静剤を使用することで、ウトウト眠っている間に検査が終わる無痛大腸カメラを提供しています。
さらに、腸を膨らませる際には空気ではなくCO2(二酸化炭素)を使用しており、検査後のお腹の張りもすぐに解消されます。
『全然覚えてない』『気づいたら終わっていた』と話される方も多いです。
2. 下剤を飲むのがつらいと聞きました…
当院では、飲みやすさと効果を考慮し、「モビプレップ」または「サルプレップ」を使用しています。
どちらも比較的飲みやすく、味や量についても医師と相談しながら選べます。
前日の食事指導も行うことで、下剤の量を減らせるよう調整しています。
3. 恥ずかしくないですか?女性でも安心して受けられますか?
はい、女性の方でも安心して受けられるよう、プライバシーに最大限配慮しています。
- 検査室への動線
- 前処置室の個室対応
- 女性スタッフによるサポート など
恥ずかしさを感じにくいよう配慮した環境づくりを行っています。
4. 検査時間はどれくらいかかりますか?
大腸カメラ自体の検査時間は15〜20分程度です。
ただし、鎮静剤の回復などを含め、院内滞在は2〜3時間ほどとなります。
日帰りで受けられるので、入院の必要はありません。
5. 食事はいつからできますか?
検査後は、お腹の調子をみて当日から食事が可能です。
ただし、ポリープ切除を行った場合は、翌日までは刺激物やアルコールを避ける必要があります。

6. 検査結果はいつわかりますか?
- 当日の検査画像・所見はその日のうちに説明します。
- 組織検査(生検)を行った場合は、1週間ほどで確定診断が出ますので、後日再診時にご説明します。
7. ポリープが見つかったらどうなるの?
ポリープが見つかった場合、その場で切除できることが多いです。
日帰りで対応可能で、入院は必要ありません。
切除後は出血のリスクがあるため、数日間は運動・飲酒などを控えていただきます。
8. 何歳から大腸カメラを受けるべきですか?
一般的には50歳以上で大腸がんのリスクが高まるとされますが、
- 家族歴がある方
- 便潜血陽性の方
- 下痢・便秘・血便が続く方
は、40代や30代でも検査が推奨される場合があります。
実際に、院長で最も若く見つけた進行大腸がんの方は29歳でした。
9. 費用はどのくらいかかりますか?
費用は以下の目安です。
内容 | 自己負担額(3割負担) |
---|---|
大腸カメラ検査 (薬剤料込) | 約7500円 |
大腸カメラ検査 +病理検査(薬剤料込) | 約10000円 |
大腸カメラ検査+ポリープ切除(薬剤料込) | 約20000~30000円 |
10. 当日は家族の付き添いが必要ですか?
ご家族の付き添いなしで問題ありません。
鎮静剤を使用する場合は、検査後に車やバイク・自転車の運転ができません。
その為、車などでの来院をご希望の場合にのみ、付き添いの方に運転を依頼してください。
付き添いなしの場合には公共交通機関をご利用ください。
まとめ:不安なことはすべて質問して大丈夫。大腸カメラはあなたの命を守る検査です
初めての大腸カメラには、不安や疑問がたくさんあると思います。
当院では、事前の説明・対話を大切にし、安心して受けていただけるようサポートしています。
気になる症状がある方はもちろん、健診で便潜血陽性だった方も、
安心・丁寧・無痛で日帰り可能な内視鏡検査を一度ご検討ください。
最新の内視鏡機器、無痛内視鏡検査、消化器領域の専門医による丁寧な検査と説明で、安心して受けていただける環境を整えています。
当院には、葛飾区をはじめ、江戸川区、足立区、台東区、松戸市、市川市、三郷市も含めて広い地域から多くの患者様が来院されています。
【作成・監修】
金町よしだクリニック
院長 吉田 翼
(日本消化器内視鏡学会 専門医、日本消化器病学会 専門医、日本肝臓学会 専門医、日本内科学会 総合内科専門医)
