【医師監修】初めての胃カメラでよくある質問TOP10|無痛で楽に受けるためのポイントとは
『胃カメラって苦しそう…』
『どんな準備が必要?』
『鎮静剤を使えば眠っている間に終わるって本当?』
初めて胃カメラを受ける方の多くが、不安や疑問を感じています。
しかし、胃カメラは胃がんやピロリ菌感染などを早期に見つけるための、非常に重要な検査です。
この記事では、初めての方がよく抱える質問をもとに、安心して胃カメラを受けられるよう、専門医が丁寧に解説します。
1. 胃カメラは本当に苦しいですか?
当院では、鎮静剤を使用してウトウト眠っている間に検査を行う無痛内視鏡検査が可能です。
口からの胃カメラが不安な方には、鼻から挿入する経鼻内視鏡にも対応しています。
最新機器の導入により、検査時間も短縮され、不快感は最小限に抑えられています。
2. 麻酔・鎮静剤は使えますか?安全ですか?
はい、希望される方には麻酔・鎮静剤を使用しています。
検査中は血圧・脈拍・酸素飽和度などをバイタルモニターで常時監視しながら投与量を調整しており、安全性に配慮した無痛検査を行っています。
高齢の方や持病のある方にも対応可能です。
3. 検査時間はどのくらいかかりますか?
検査自体は5〜10分程度で終了します。
鎮静剤を使用した場合は、回復時間を含めて30分〜1時間程度の滞在が目安となります。
4. 胃カメラでどんな病気がわかりますか?
胃炎、胃潰瘍、ポリープ、逆流性食道炎、食道がん、胃がんなどの異常を直接確認できます。
また、ピロリ菌感染の有無も検査で判定可能です。
5. 検査の前日と当日の注意点は?
前日の夜は消化のよい食事を21時頃までに済ませてください。
当日は基本的に絶食でご来院いただきます。
水分(お水や白湯)は検査の数時間前まで可能ですが、詳しい指示は事前にお伝えします。

6. 検査後すぐに食事はできますか?
鎮静剤を使用した場合は、しっかり目が覚めてから食事をとるようにしてください。
食事再開の時間はスタッフがお知らせします。
また、喉の麻酔が完全に切れてからでないと誤嚥の危険があります。
生検を行った場合は刺激の少ない食事をおすすめします。
7. 鎮静剤を使った後、自分で帰れますか?
鎮静剤を使用した方は、検査当日の車やバイク、自転車の運転はできません。
徒歩または公共交通機関の利用をお願いしています。
ご家族の付き添いがあるとより安心です。
8. 保険は使えますか?費用はどのくらいですか?
胃カメラは保険適用(3割負担)で約5000円〜8,000円前後が目安です。
自費での検査や鎮静剤の使用の有無、病理検査の追加などによって金額は変わります。
9. 何歳から受けた方がいいですか?
ピロリ菌の感染や胃がんのリスクは40代以降で徐々に高まるため、症状がなくても40歳を過ぎたら一度受けておくことが推奨されます。
胸やけ、みぞおちの痛み、胃もたれ、黒い便がある方は年齢にかかわらず検査対象になります。
10. 結果はいつわかりますか?
検査画像と目視の所見は当日に医師から説明いたします。
生検などの組織検査を行った場合は、約1週間後に確定診断となり、再診時に詳しくご説明いたします。
まとめ:初めての胃カメラは、不安なことを相談できる医療機関で
胃カメラに対して怖い・苦しいというイメージをお持ちの方も多いですが、
当院では無痛で安全な内視鏡検査を行い、多くの患者様から『想像よりずっと楽だった』という声をいただいています。
安心して受けていただくための事前説明や、鎮静剤の安全な管理も徹底しています。
不安なことがあれば何でもご相談ください。
最新の内視鏡機器、無痛内視鏡検査、消化器領域の専門医による丁寧な検査と説明で、安心して受けていただける環境を整えています。
当院には、葛飾区をはじめ、江戸川区、足立区、台東区、松戸市、市川市、三郷市も含めて広い地域から多くの患者様が来院されています。
【作成・監修】
金町よしだクリニック
院長 吉田 翼
(日本消化器内視鏡学会 専門医、日本消化器病学会 専門医、日本肝臓学会 専門医、日本内科学会 総合内科専門医)