【医師監修】放置厳禁!大腸がんに気づくきっかけ!早期発見するために大切な事とは

『なんとなくお腹の調子が悪い』
『便の色が少し変だけど、忙しくて病院に行けていない』
そんな違和感、放置していませんか?

大腸がんは、早期であれば内視鏡で治療が完結し、予後も非常に良好ですが、自覚症状が乏しいことが多く、気づいた時には進行しているケースも少なくありません

この記事では、大腸がんに気づくきっかけとなるサインや、早期発見のために絶対に見逃してはいけないポイントを、専門医がわかりやすく解説します。


1. 大腸がんは「沈黙のがん」

大腸がんは初期のうちは症状が出にくいのが特徴です。
しかし、次のようなちょっとした変化が“気づくきっかけ”になります。

  • 便に血が混じる(血便)
  • 便が細くなった
  • お腹が張る、残便感がある
  • 下痢と便秘を繰り返す
  • 体重が減ってきた
  • 貧血(特に原因不明の場合)

これらは日常生活の中で見過ごされやすいものですが、いずれも早期大腸がんのサインである可能性があります。


2. 気づいたときには進行がんのケースも

特に問題なのは、**「40代以上」かつ「自覚症状がある」**にもかかわらず、検査を先延ばしにしてしまうケースです。

進行した大腸がんになると、

  • 腸閉塞
  • 大量出血
  • 肝臓や肺への転移

といった重篤な事態につながることもあり、治療も手術・抗がん剤が必要となります。


3. 大腸がんは早期発見で治療できるがん

良い知らせもあります。
大腸がんは、内視鏡で早期発見できれば“完全に治すことが可能”な数少ないがんのひとつです。

早期の段階で見つかれば、

  • 入院なしで日帰りのポリープ切除
  • 費用負担も少なく、生活に影響を与えずに治療できる
  • 治療後の経過観察も内視鏡で継続できる

といったメリットがあります。


4. 早期発見の鍵は「内視鏡検査」

症状がある場合はもちろん、40歳を過ぎたら定期的な大腸カメラを受けることが早期発見の最大のポイントです。

当院では、

  • 鎮静剤でウトウトしている間に終了する無痛検査
  • CO₂送気によるお腹の張りの少ない検査
  • 女性にも配慮したプライバシー設計と診療体制

を整えており、内視鏡検査に不安がある方でも安心して受けられる環境を提供しています。


5. 気づいた今が、受診のタイミング

『忙しいから今度にしよう』
『市販薬で様子を見よう』
そう考えているうちに、大腸がんは静かに進行します。

しかし、今この記事を読んで“少しでも気になる症状”がある方は、それが検査すべきタイミングです。
早めに内視鏡検査を受けることで、将来の不安を減らすことができます。


ご案内

最新の内視鏡機器、無痛内視鏡検査、消化器領域の専門医による丁寧な検査と説明で、安心して受けていただける環境を整えています。
当院には、葛飾区をはじめ、江戸川区、足立区、台東区、松戸市、市川市、三郷市も含めて広い地域から多くの患者様が来院されています。

【作成・監修】
金町よしだクリニック
院長 吉田 翼
(日本消化器内視鏡学会 専門医、日本消化器病学会 専門医、日本肝臓学会 専門医、日本内科学会 総合内科専門医)