【医師監修】痩せてきた・体重減少に心当たりがない人は胃カメラをおすすめ
『食生活は変わっていないのに、なぜか体重が減ってきた』
『ダイエットしていないのに痩せたと言われる』
『年齢のせい? それとも病気?』
こんなふうに**「原因のわからない体重減少」がある場合、
まず考えるべきは消化器系の病気の可能性**です。
そして、そうした異常の早期発見に最も適しているのが、**内視鏡検査(胃カメラ)**です。
1. なぜ体重が減るのか?考えられる病気とは
体重減少の原因には、生活習慣の変化以外にも病的な要因が隠れていることがあります。
特に注意が必要なのが、以下のような消化器疾患です。
- 胃がん、食道がん、十二指腸がん
- 胃潰瘍、萎縮性胃炎、機能性ディスペプシア
- ピロリ菌感染による慢性的な胃の炎症
- 食欲低下を招く逆流性食道炎
- 膵臓・肝臓・胆道系の疾患
これらは初期には症状が乏しく、気づかれにくいことが多いのが特徴です。
体重減少が唯一のサインとなることもあるため、軽視は禁物です。
2. 食事量が減っていないのに痩せるのは要注意
『たしかに最近少し忙しくて…』
『夏バテかもしれない』
そう思っていたら、気づけば3kg、5kgと減っていたというケースは珍しくありません。
食べているのに痩せていく原因として考えられるのは、
- 栄養の吸収障害(消化機能の低下)
- 慢性的な胃炎や潰瘍による消耗
- 腫瘍性病変による代謝異常
などで、いずれも内視鏡検査によって明確に診断できる病変が関係することが多くあります。
3. 胃カメラで確認できる病気とその重要性
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)では、以下の病変を直接観察・診断できます。
- 胃がん・食道がん・十二指腸がん
- 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
- ピロリ菌感染の有無
- 萎縮性胃炎・腸上皮化生(がんの前段階)
- 食道炎やポリープなどの異常
見た目には健康そうに見える人が、検査で重大な異常が見つかることも実際にあります。
「検査で何もなければ安心」「あれば早期に治療できる」
という意味でも、一度確認しておくことはとても大切です。

4. 当院の内視鏡検査なら、無痛で安心・日帰り可能
当院では、**『無痛で楽に受けられる胃カメラ』**にこだわり、次のような体制を整えています。
- 鎮静剤を使用し、眠ったまま検査が終了
- 鼻から入れる細径スコープにも対応
- 鎮静中はバイタルモニターで呼吸・脈拍などを常時監視
- 検査後はそのままリカバリールームで休憩、当日帰宅可能
- 専門医が丁寧に説明し、結果を分かりやすくお伝えします
『不安だったけど受けてよかった』『思っていたよりも楽だった』という声が多く寄せられています。
5. 痩せる=良いこと、ではありません
特に女性は「少し痩せてきた=嬉しい」と感じがちですが、無意識の体重減少には必ず原因があります。
特に中高年層では、筋肉量の減少や代謝異常、消化器がんのリスクも視野に入れるべきです。
早期に異常を見つけられれば、治療や生活改善で十分対応できることが多いのです。
『病気だったらどうしよう』と先延ばしにせず、
『何もなければ安心』のために、ぜひ一度胃カメラをご検討ください。
ご案内
最新の内視鏡機器、無痛内視鏡検査、消化器領域の専門医による丁寧な検査と説明で、安心して受けていただける環境を整えています。
当院には、葛飾区をはじめ、江戸川区、足立区、台東区、松戸市、市川市、三郷市も含めて広い地域から多くの患者様が来院されています。
【作成・監修】
金町よしだクリニック
院長 吉田 翼
(日本消化器内視鏡学会 専門医、日本消化器病学会 専門医、日本肝臓学会 専門医、日本内科学会 総合内科専門医)
