【医師監修】胸焼けが続くのは病気?内視鏡検査でわかる逆流性食道炎とは
『最近、胸がムカムカすることが増えた』
『食後にのどがつかえる感じがする』
『市販薬でごまかしているけど、本当は病気なのでは…?』
そんな不安を感じている方は少なくありません。
実はこのような症状、逆流性食道炎という病気のサインかもしれません。
この記事では、胸焼けの原因や逆流性食道炎について、そして内視鏡検査でわかることを、専門医が丁寧に解説します。
1. 胸焼けとはどんな症状?
胸焼けとは、みぞおちの上や胸の中央あたりに熱さやムカムカを感じる症状です。
主に食後や横になったときに起こりやすく、のどや口の中まで酸っぱい液体がこみ上げてくることもあります。
症状の例:
- 胸が焼けるように熱い
- 食後すぐにムカムカする
- 酸っぱいものが上がってくる
- のどがつかえる
- 慢性的な咳や声がれ
これらの症状が週に複数回起こる方は、逆流性食道炎の可能性があります。
2. 胸焼けの原因:逆流性食道炎とは?
逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流して、粘膜に炎症を起こす病気です。
原因となる主な要因:
- 加齢や肥満による下部食道括約筋のゆるみ
- 食生活の乱れ(脂っこい食事、過食、夜食など)
- ストレスや喫煙、アルコール
- 妊娠や便秘による腹圧上昇
- 胃酸の分泌過多
症状が進行すると、潰瘍・びらん・食道狭窄・バレット食道(がんの前段階)につながることもあります。
3. 内視鏡検査で何がわかる?逆流性食道炎の診断
胸焼けが続いている方には、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)が最も有効な検査です。
胃カメラで確認できること:
- 食道粘膜のただれやびらんの有無
- 食道裂孔ヘルニアの存在
- バレット食道(前がん病変)の有無
- 胃炎や胃潰瘍、ピロリ菌感染の有無
特に長年胸焼けを感じている方や、薬を飲んでも改善しない方、体重減少や出血がある場合には、内視鏡検査が重要です。
4. 当院の胃カメラ検査:無痛・安全・安心の環境
金町よしだクリニックでは、苦痛を感じにくい最新の胃カメラ検査を提供しています。
- 鎮静剤を使用し、眠ったような状態で検査が可能
- 最新の内視鏡機器で、食道・胃・十二指腸を詳細に観察
- 検査中はバイタルモニターで全身管理し、安全を徹底
- 必要に応じて組織検査も同時に実施し、正確な診断が可能
胃カメラが初めての方でも安心して受けていただけるよう、事前の説明とアフターケアも丁寧に対応しています。

5. 胸焼けを軽く考えないで:放置のリスクとは?
胸焼けは「よくあること」として見過ごされがちですが、慢性的な胃酸逆流は、食道がんリスクを高めることもあります。
特に注意すべきサイン:
- 胸焼けが毎週のように起こる
- 食事がつかえるように感じる
- 声がかすれる・咳が続く
- 食欲がなく、体重が減っている
- 市販薬で改善しなくなってきた
早期に内視鏡検査を受けて、炎症や異常を確認し、必要な治療を始めることが大切です。
まとめ:胸焼けの正体を知り、安心して治療を始めましょう
- 胸焼けが続く場合は、逆流性食道炎を疑うことが大切
- 胃カメラで食道や胃の状態を直接確認することで、適切な診断と治療が可能
- 当院では無痛・安全な内視鏡検査を提供し、不安なく検査を受けていただけます
放置せず、一度しっかりと検査を受けてみませんか?
最新の内視鏡機器、無痛内視鏡検査、消化器領域の専門医による丁寧な検査と説明で、安心して受けていただける環境を整えています。
当院には、葛飾区をはじめ、江戸川区、足立区、台東区、松戸市、市川市、三郷市も含めて広い地域から多くの患者様が来院されています。
【作成・監修】
金町よしだクリニック
院長 吉田 翼
(日本消化器内視鏡学会 専門医、日本消化器病学会 専門医、日本肝臓学会 専門医、日本内科学会 総合内科専門医)