【医師監修】帯状疱疹ワクチンはどっちを選ぶ?シングリックスが圧倒的におすすめな理由と葛飾区の無料制度も解説
「帯状疱疹の予防にワクチンがあると聞いたけれど、種類があってよくわからない」
「費用が高そうで、なかなか決断できない」
そんな声を多くの方から耳にします。
実は、2025年から葛飾区では不活化ワクチン「シングリックス」の定期接種が無料になっており、自己負担を大幅に抑えながら高い予防効果のあるワクチン接種が可能になっています。
さらに、定期接種対象外の方も半額補助制度が利用可能です。
この記事では、帯状疱疹ワクチンの選び方、シングリックスの効果、葛飾区の最新助成制度についてわかりやすく解説します。
また、注目されているアルツハイマー病予防効果についての最新情報もご紹介します。
1. 帯状疱疹とは?誰もが注意すべきウイルスの再活性化
帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルス(VZV)が原因で、過去に水ぼうそうにかかったことのある人なら誰でも発症の可能性がある感染症です。
50代以降は免疫力が低下しやすく、80歳までに3人に1人が帯状疱疹を経験するといわれています。
帯状疱疹後神経痛(PHN)になると、数ヶ月から数年にわたって強い痛みに悩まされることも少なくありません。
2. 帯状疱疹ワクチンは2種類ある
2-1. 弱毒生ワクチン(ビケン)
- 1回接種
- 効果持続:約5年
- 予防効果:約50〜60%
- 免疫低下のある人には接種できない
2-2. 不活化ワクチン(シングリックス)
- 2回接種(筋肉注射)
- 効果持続:10年以上
- 予防効果:90%以上
- 免疫低下状態でも接種可能
- 欧米では第一選択肢
→ 高齢者・持病のある方には明確にシングリックスが推奨されます
3. シングリックスのここがすごい
3-1. 予防効果は90%以上
50歳以上では97%、70歳以上でも91%と、他のワクチンと比較して圧倒的な有効率が証明されています。
3-2. 効果が10年以上持続
長期間の再接種が不要。「一生に2回」の接種で済むことが多いため、コストパフォーマンスにも優れています。
3-3. 免疫が落ちた方も安心して打てる
糖尿病、腎臓病、がん治療中など、免疫が低下していても接種可能。これは生ワクチンにはない大きなメリットです。
3-4. アルツハイマー病の予防効果に期待
アメリカの研究で、シングリックス接種者はアルツハイマー病の発症率が約30%低下したという報告があり、脳の健康維持への新たな効果が期待されています。
4. 葛飾区の助成制度|50歳以上なら無料または半額補助に
2023年から、葛飾区では帯状疱疹ワクチンが公費助成の対象になりました。
4-1. 無料で接種できる定期接種(対象者)
対象:満65歳以上で、初回接種の方(しばらくの間は毎年65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上が対象です)
条件を満たせば、1回22,000円相当の接種が全額公費負担=無料になります。
※2回分とも無料で接種できます。
4-2. 任意接種でも半額補助が利用可能
上記の定期接種対象外の方も、以下の条件を満たせば、1回あたり11,000円(半額)まで補助されます。
- 過去に水ぼうそうにかかったことがある
- 60歳未満などで定期接種に該当しない場合
※制度の詳細や申請書類については、クリニックでご案内いたします。
4-3. ご予約・受付について
当院では、シングリックスの在庫・予約状況を管理しながら、助成制度に関するご案内も丁寧に対応いたします。
葛飾区以外の方でも接種可能です(助成対象外となる可能性がありますのでご確認ください)。
5. シングリックス接種は金町よしだクリニックへ
当院では、帯状疱疹ワクチンの接種にあたり、以下の体制を整えています。
- 完全予約制による確実なワクチン確保
- 副反応についての丁寧な説明とアフターフォロー
- 内科・消化器科の専門医が責任を持って接種判断
また、葛飾区金町駅から徒歩7分の好アクセスで、地元の皆様だけでなく近隣区市からのご来院も多数あります。
最新の内視鏡機器、無痛内視鏡検査、消化器領域の専門医による丁寧な検査と説明で、安心して受けていただける環境を整えています。
当院には、葛飾区をはじめ、江戸川区、足立区、台東区、松戸市、市川市、三郷市も含めて広い地域から多くの患者様が来院されています。
シングリックスの定期接種・助成制度・ご予約については、お気軽に金町よしだクリニックまでご相談ください。
【作成・監修】
金町よしだクリニック
院長 吉田 翼
(日本消化器内視鏡学会 専門医、日本消化器病学会 専門医、日本肝臓学会 専門医、日本内科学会 総合内科専門医)