腸閉そく

腸閉そく
腸閉そくは、腸の内容物が通過できなくなる状態です。
そのままでは腸が壊死してしまうため、緊急での治療が必要です。
原因は?
腫瘍、憩室炎、腸のねじれ、手術後の腸の癒着が主な原因です。
症状は?
激しい腹痛、吐き気、嘔吐、便秘、腹部膨満が見られます。
検査方法は?
腹部レントゲン検査、腹部CT検査、超音波検査が行われます。
注意点は?
腸閉そくの原因のほとんどは、昔にやったお腹の手術の後に腸の癒着が起きてしまうことです。
手術のすぐ後だけでなく、場合によっては手術の10年以上あとに癒着が起きて腸閉そくになることもあります。
腸閉そくは一度起こすと、頻回に繰り返すことが多いです。
治療法は?
まずは絶食、点滴、鼻胃管による減圧を行います。
腸管の虚血(血が足りなくなる)が疑われる場合には手術が行われます。