肝硬変

肝硬変
肝硬変は、肝臓の線維化が進行し、正常な肝組織が失われる状態です。
肝機能が低下し、肝不全に至ることがあります。
肝がんが発生するリスクもあります。
原因は?
慢性肝炎(B型肝炎、C型肝炎)、アルコール性肝疾患、非アルコール性脂肪肝炎が主な原因です。
症状は?
倦怠感、腹部膨満感、黄疸、腹水、意識障害が見られます。
検査方法は?
血液検査(肝機能検査)、腹部超音波検査、CTスキャン、肝生検が行われます。
注意点は?
肝硬変が進行すると肝がんのリスクになるだけでなく、肝不全といって肝臓の機能が下がり、命に関わることがあります。
肝臓は人間の臓器の中で再生能力が最も高いです。
ただし、肝硬変が進むと再生能力がなくなってしまい、元には戻らなくなります。
治療法は?
原因疾患の治療により、肝硬変の進行を抑えます。
重症では肝移植が行われますが、日本では移植の機会は少ないです。