金町よしだ内科・胃と大腸内視鏡クリニックの内分泌内科|葛飾区金町の内科・内視鏡クリニック

内分泌内科 ENDOCRINOLOGY

内分泌内科について

ホルモン異常による体調不良に
葛飾区で専門的な内分泌診療を提供

内分泌内科は、副腎・甲状腺・下垂体など、ホルモンを分泌する器官に異常が生じた際に検査や診療を行う専門科です。これらの器官は体のさまざまな機能を調整しているため、異常が起きると体重の増減や全身の倦怠感など、幅広い症状が現れます。葛飾区にある当院では、内分泌に関する不調を丁寧に診察し、必要に応じて専門的な検査・治療を行っています。気になる症状があるかたは、早めにご相談ください。

こんな場合はご相談ください
  • 動悸
  • うつ症状
  • 体重減少
  • 体重増加
  • 手の震え
  • 呼吸困難
  • 眼球突出
  • 痛み
  • 倦怠感
  • 腫れ
  • 寒気
  • 筋力低下
代表的な疾患
  • バセドウ病
  • 副甲状腺機能亢進症
  • 橋本病
  • 副甲状腺機能低下症
  • 甲状腺腫瘍
  • クッシング症候群
  • 甲状腺炎
  • アジソン病
  • 原発性アルドステロン症

当院の内分泌内科

日本内分泌学会認定
内分泌代謝科専門医による
専門的な診療

当院の内分泌内科では、日本内分泌学会認定の内分泌代謝科専門医が在籍しており、専門的な知見と豊富な診療経験をもとに、甲状腺疾患や副腎疾患、下垂体機能異常など、ホルモンに関わる多様な疾患に幅広く対応しています。全身に影響を及ぼす内分泌の不調を見逃さないよう、症状の背景を丁寧に見極め、適切な検査と治療方針のご提案を行っています。

全国の医師の中でもわずか2%未満

日本全国に約167,000人の医師がいる中で、日本内分泌学会に所属している医師はおよそ10,000人。その中でも、学会の厳格な基準を満たして認定される「内分泌代謝科専門医」は、わずか3,000~4,000人程度に限られます。つまり、全医師のうち約2%にも満たない希少な専門医です。当院ではこの資格を持つ医師が、甲状腺や副腎、下垂体などの内分泌疾患に対して、専門性に裏づけられた診療を行っています。専門的な診断と適切な治療方針のご提案を通じて、安心できる医療を提供しています。

甲状腺エコーによる早期発見と
安心の診断体制

内分泌疾患の中でも特に多い甲状腺の異常に対して、当院では超音波検査(甲状腺エコー)を活用し、しこりや腫れなどの有無をリアルタイムで確認しています。痛みもなく短時間で行える検査のため、初診時から気軽に受けていただくことが可能です。腫瘍や炎症などの早期発見につなげ、精密な診断と適切な治療へとスムーズにつなげます。

代表的な疾患

バセドウ病

バセドウ病とは、甲状腺が必要以上にホルモンを分泌する自己免疫性の疾患です。通常は外敵に対して働くはずの免疫が、自身の甲状腺を攻撃することで、ホルモンの過剰な産生が続いてしまいます。動悸や体重減少、手のふるえ、発汗の増加などの症状が現れ、日常生活に支障をきたすこともあります。早期の診断と継続的な治療が重要です。

橋本病

橋本病は、自己免疫反応によって甲状腺が徐々に破壊されていく疾患で、甲状腺機能低下症の代表的な原因とされています。バセドウ病と同様、免疫の異常により自分の組織が攻撃されるという性質を持ちます。症状としては、疲れやすさ、体重増加、寒がり、抑うつ気分などがみられ、女性に多く発症する傾向があります。

甲状腺腫瘍

甲状腺腫瘍とは、甲状腺に発生するしこりや腫れを伴う疾患で、良性と悪性の腫瘍が存在します。遺伝的要因や放射線被曝歴がリスクとされており、多くの場合は症状が現れないまま進行します。検診や超音波検査などで偶然見つかることもあり、腫瘍の大きさや性質に応じた経過観察や治療が必要となります。

甲状腺炎

甲状腺炎は、甲状腺が何らかの原因で炎症を起こした状態を指します。急性・亜急性・慢性など、経過や原因により分類される疾患で、自己免疫性のもの(橋本病など)やウイルス感染に由来することもあります。炎症による痛み、発熱、甲状腺の腫れがみられるほか、一時的にホルモン異常を伴うこともあります。

原発性アルドステロン症

原発性アルドステロン症とは、副腎から分泌されるアルドステロンというホルモンが過剰になることで、血圧上昇や低カリウム血症を引き起こす疾患です。一般的な高血圧とは異なり、薬の効果が得にくいことがあり、治療方針を見極めるためにはホルモン検査が重要です。早期診断によって根本的な治療が可能になるケースもあります。

副甲状腺機能亢進症

副甲状腺機能亢進症は、副甲状腺から分泌されるホルモンが過剰になることで、血中カルシウム濃度が上昇する疾患です。骨からのカルシウム流出が進み、骨粗鬆症や尿路結石、倦怠感、頻尿、精神症状などさまざまな症状を引き起こします。高カルシウム血症の原因疾患として最も一般的であり、慎重な評価と治療が求められます。

副甲状腺機能低下症

副甲状腺ホルモンが十分に分泌されない場合、血液中のカルシウム濃度が低下し、神経や筋肉の過敏状態が引き起こされます。このような状態を副甲状腺機能低下症と呼びます。筋肉のけいれんや手足のしびれ、顔面のぴくつきなどが典型的な症状であり、カルシウム補充やビタミンDの管理が重要になります。

クッシング症候群

クッシング症候群とは、副腎皮質から分泌されるコルチゾールというホルモンが、過剰に分泌されることで全身に影響を及ぼす疾患です。特徴的な症状には、満月様顔貌(丸くふくれた顔)、中心性肥満、皮膚の薄化、筋力低下、骨粗鬆症などがあり、糖尿病や高血圧を伴うことも多くあります。

アジソン病

アジソン病とは、副腎皮質の機能が低下し、必要なホルモン(コルチゾールなど)が十分に分泌されなくなる副腎不全の一種です。慢性疲労、体重減少、食欲低下、低血圧、皮膚の色素沈着などの症状があり、重症化すると命にかかわることもあります。早期診断とホルモン補充療法が不可欠です。