逆流性食道炎

逆流性食道炎
逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流し、食道の粘膜を刺激して炎症を引き起こす状態です。

原因は?
加齢、肥満、食事の摂り方(食べ過ぎ、食べてすぐ横になる)、喫煙、アルコール、ストレス、妊娠、などが挙げられます。
症状は?
胸焼け、酸味のある液体が口に上がってくる感じ、胸痛、嗄声(声のかすれ)、慢性的な咳などがあります。
検査方法は?
逆流性食道炎は胃カメラが最も有効です。
注意点は?
まずは食事や生活習慣の見直しが重要です。特に食後すぐに横になることを避ける、食事量を適度に保つことが推奨されます。
また逆流性食道炎は、食道裂孔ヘルニアといって「胃と食道の間がゆるくなってしまう」病気によって悪化しやすくなります。
先天的に食道裂孔ヘルニアがある方が居る一方で、加齢により誰しも胃と食道の間がゆるくなってしまいます。
治療法は?
軽症の場合にはプロトンポンプ阻害薬(PPI)、H2受容体拮抗薬、生活習慣の改善などで治療をします。
特に重症の場合は手術が行われますが、最近では胃薬の進化により手術が必要な方は少なくなっています。