肝がん

肝がん
肝がんは、肝臓に発生する悪性腫瘍です。
肝細胞がんが最も一般的です。
原因は?
慢性肝炎(B型肝炎、C型肝炎)、肝硬変が主な原因です。
症状は?
初期では無症状です。
腹部の痛みや不快感、倦怠感、黄疸、体重減少が見られます。
検査方法は?
腹部超音波検査、腹部CT検査、MRI、血液検査(腫瘍マーカー)、肝生検が行われます。
注意点は?
肝がんの発見に一番重要なのは腹部超音波検査です。
肝がんはラジオ波焼灼(しょうやく)療法(RFA:ラジオ波で腫瘍を焼く治療)により、予後が大きく改善しました。
肝臓を切除してしまうと、肝臓の機能が下がりすぎてしまう場合があるのですが、ラジオ波焼灼療法により腫瘍のみを焼くことができ、肝臓の正常な部分を温存しながら治療をすることができるようになりました。
治療法は?
外科的切除をまずは考えます。
場合によってはラジオ波焼灼療法(RFA)、肝動脈化学塞栓術(TACE)、化学療法(抗がん剤)による治療が行われます。