【医師監修】内視鏡検査で使われる麻酔と鎮静剤の違いとは?
無痛で楽に受けたい方へ専門医が徹底解説
内視鏡検査に対して「苦しそう」「痛そう」「怖い」という印象を持っていませんか?
特に初めての方や過去に辛い思いをされた方にとって、検査時の苦痛への不安は大きなハードルです。
実は、現代の内視鏡検査では麻酔や鎮静剤の使用によって、ほとんど苦痛を感じずに検査を受けることが可能です。
しかし、「麻酔と鎮静剤ってどう違うの?」「眠ったままで本当に安全なの?」といった疑問を持つ方も少なくありません。
今回は、内視鏡専門クリニックである金町よしだクリニックが、麻酔と鎮静剤の違いを丁寧に解説し、安心して検査を受けていただけるように情報をお届けします。
1. そもそも「内視鏡検査」とはどんな検査?
内視鏡検査は、胃や大腸の内部をカメラで観察する検査です。
食道・胃・十二指腸を調べる「胃カメラ(上部消化管内視鏡)」、そして大腸を調べる「大腸カメラ(下部消化管内視鏡)」があります。
消化器のがんやポリープ、炎症、出血の有無を高精度に診断できるため、特に40代以降では定期的な検査が推奨されています。
当院では最新の内視鏡機器を導入し、内視鏡専門医による検査を実施。患者様一人ひとりに合わせて、無痛で日帰り可能な検査を提供しています。
2. 麻酔と鎮静剤の違いとは?
「麻酔」と聞くと、手術のように完全に意識を失うイメージを持つ方もいるかもしれません。
一方で、内視鏡検査で使われるのは、『全身麻酔ではなく「鎮静」や「局所麻酔」』が主です。
2-1. 鎮静剤(静脈麻酔)とは
鎮静剤は、静脈から投与して眠ったような状態で検査を受けられる薬剤です。
多くの患者さんが「検査中の記憶がない」「気がついたら終わっていた」と感じるのはこのためです。
【特徴】
- 軽い眠りの状態になる(意識は浅く保たれている場合もある)
- 検査中の不快感や恐怖感を軽減
- 呼びかけには反応することが多い
- 検査後は1時間程度の休息が必要
2-2. 麻酔(局所麻酔)とは
麻酔といっても、のどや肛門周囲などの局所にかけるスプレー型の麻酔が主です。のどの反射(嘔吐反射)や不快感を抑えるために用います。
【特徴】
- 意識は完全にある
- のどや腸管の感覚を鈍らせる
- 鎮静剤よりも体への影響が少ない
- 検査後すぐに日常生活に戻れることが多い
3. 鎮静剤は使った方がよいのか?メリットと注意点
3-1. 鎮静剤のメリット
- 痛みや不快感をほぼ感じずに検査が受けられる
- 検査中の恐怖心や緊張が軽減される
- 初めての方、過去に苦しい経験がある方に最適
当院では、希望や健康状態に合わせて鎮静剤の使用を選択できます。検査に対する不安が強い方には特におすすめです。
3-2. 鎮静剤使用の注意点
- 使用後はしばらくの休息が必要(リカバリールームあり)
- 検査当日は車や自転車の運転が禁止
- 稀に血圧低下や呼吸抑制などの副作用があるため、専門医の管理下での使用が必要
金町よしだクリニックでは、内視鏡専門医が責任を持って鎮静剤の投与から検査終了まで対応。酸素濃度や脈拍などを常にモニタリングして安全性を確保しています。
4. 鎮静剤なしでの検査を希望する方へ
「できるだけ自然な状態で受けたい」「検査後すぐに予定がある」という方には、鎮静剤を使わない内視鏡検査も選べます。
局所麻酔を行うだけで、短時間で終了し、検査後の制限も少ないのが特徴です。
当院では、患者様の希望やライフスタイルに合わせて最適な方法をご提案いたします。
5. どちらを選ぶべき?患者さんに合った選択のポイント
鎮静剤を使うかどうかは、患者様ごとに異なります。以下のような方には、それぞれの方法が向いています。
5-1. 鎮静剤が向いている方
- 初めての内視鏡検査で不安が強い方
- 過去に辛い経験がある方
- 嘔吐反射が強い方
- 緊張しやすい方
5-2. 鎮静剤なしが向いている方
- 当日に予定がある方
- 運転する必要がある方
- 薬に対する不安がある方
カウンセリング時に医師が丁寧にヒアリングし、最適な方法をご提案します。
6. 当院での内視鏡検査は、無痛・日帰り・安心が特徴です
金町よしだクリニックでは、患者様の負担を最小限に抑える無痛内視鏡検査を提供しています。最新の機器と豊富な経験を持つ内視鏡専門医による検査により、安全性と正確性を両立しています。
- 鎮静剤の使用は完全に自由選択
- 内視鏡検査は日帰りで実施可能
- 痛み・苦しさの少ない検査
- 清潔で落ち着いたリカバリースペース完備
- 葛飾区金町駅徒歩7分の好立地
安心して検査を受けられる環境で、早期発見・早期治療に役立つ内視鏡検査をぜひご検討ください。
最新の内視鏡機器、無痛内視鏡検査、消化器領域の専門医による丁寧な検査と説明で、安心して受けていただける環境を整えています。当院には、葛飾区をはじめ、江戸川区、足立区、台東区、松戸市、市川市、三郷市も含めて広い地域から多くの患者様が来院されています。
【作成・監修】
金町よしだクリニック
院長 吉田 翼
(日本消化器内視鏡学会 専門医、日本消化器病学会 専門医、日本肝臓学会 専門医、日本内科学会 総合内科専門医)