【医師監修】『鎮静剤を使った胃カメラ・大腸カメラ』は安心・安全 〜バイタルモニターによる常時管理で快適に検査〜
『胃カメラや大腸カメラは痛い』『苦しくてつらかった記憶がある』
そんな不安から、内視鏡検査を避けてしまう方が少なくありません。
しかし近年では、鎮静剤を使った『無痛内視鏡検査』が広く普及し、ほとんど眠ったままの状態で検査が受けられるようになりました。
そして、何より重要なのは『安全性』です。
当院では、鎮静剤を使用するすべての検査で、バイタルモニターによる常時監視体制を整えています。
この記事では、鎮静剤のしくみと安全性、そして安心して受けられる体制についてわかりやすくご紹介します。
1. 鎮静剤とは?検査中の苦痛や不安を軽くする薬
鎮静剤とは、気分を落ち着かせ、うとうとした状態にする薬です。
検査中の緊張や苦痛、不安感をやわらげ、『眠っている間に検査が終わる』という感覚を得られます。
- 意識は完全にはなくならず、呼びかけには反応できる程度の浅い眠り
- 検査中の不快感・嘔吐反射を軽減
- 検査後は数十分で自然に目覚める
多くの患者様が『気づいたら終わっていた』『想像よりずっと楽だった』とおっしゃいます。
2. 鎮静剤を使うと危険?そんな不安への正しい理解
鎮静剤は、安全性の高い薬剤を適量で使用すれば、リスクは極めて少ないとされています。
とはいえ、『眠らせる薬=怖い』と感じる方もいるかもしれません。
当院ではその不安を払拭するために、患者様の状態を検査中ずっと監視できる『バイタルモニター』を全例に導入しています。
- 血圧
- 脈拍
- 呼吸状態
- 酸素飽和度(SpO₂)
これらをリアルタイムで監視し、異常があればすぐに対応できる体制を整えています。
3. バイタルモニターで常時管理 “見守られながらの検査”でさらに安心
バイタルモニターは、医療現場で手術中やICUなどにも使われる監視装置です。
当院では、胃カメラ・大腸カメラすべての鎮静剤使用時にこの装置を使用しています。
検査中は、以下のような安全管理が行われます。
- 看護師がそばで常時モニタリング
- 異常があれば即時に医師が対応
- 酸素吸入や必要な処置もすぐに対応可能な体制
つまり、“眠っている間”も医療スタッフにしっかりと見守られているのです。
この体制により、高齢の方や基礎疾患がある方も、安心して検査を受けられます。
4. 鎮静剤は誰でも使える?副作用や注意点は?
鎮静剤は安全性の高い薬ですが、患者様の体質や既往症によって注意が必要なケースもあります。
- 高齢の方や心肺機能に不安がある方
- 睡眠時無呼吸症候群のある方
- 肝機能・腎機能に障害がある方
このため、検査前には必ず丁寧な問診を行い、鎮静剤が安全に使えるかどうかを医師が判断します。
必要に応じて、鎮静剤を使わずに検査を行う選択肢もご提案可能です。
5. 金町よしだクリニックでは、安全で快適な内視鏡検査を実施
当院では、『無痛かつ安全』な内視鏡検査の実現に力を入れています。
- 消化器内視鏡学会専門医による丁寧な検査
- 鎮静剤使用時は全例でバイタルモニターを導入
- 看護師による常時観察・声かけで安心感を提供
- 最新内視鏡機器による短時間・高精度の検査
- 日帰り対応・検査後もリカバリールームでゆっくり休憩可能
『怖い』『つらい』というイメージがある内視鏡検査こそ、技術と体制が整った医療機関で受けることが大切です。
6. 胃カメラ・大腸カメラに不安がある方こそ、鎮静剤の活用を
- 『前回つらかったから避けている』
- 『検査したいけど怖くて予約できない』
- 『吐き気が強くて胃カメラは無理だと思っていた』
こうしたお悩みのある方は、ぜひ鎮静剤を活用した無痛内視鏡検査をご検討ください。
葛飾区金町駅から徒歩7分の当院では、初めての方にも安心して検査を受けていただける体制を整えています。
最新の内視鏡機器、無痛内視鏡検査、消化器領域の専門医による丁寧な検査と説明で、安心して受けていただける環境を整えています。
当院には、葛飾区をはじめ、江戸川区、足立区、台東区、松戸市、市川市、三郷市も含めて広い地域から多くの患者様が来院されています。
『鎮静剤を使った胃カメラ・大腸カメラ』にご不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
【作成・監修】
金町よしだクリニック
院長 吉田 翼
(日本消化器内視鏡学会 専門医、日本消化器病学会 専門医、日本肝臓学会 専門医、日本内科学会 総合内科専門医)