【医師監修】【葛飾区】大腸カメラ未経験の方に読んでほしい記事
「大腸カメラって痛そう」「恥ずかしい」「怖い」そんな不安をお持ちではありませんか?葛飾区にお住まいで、まだ大腸内視鏡検査を受けたことがない方の多くが、このような心配を抱えていらっしゃいます。
しかし、現在の大腸内視鏡検査は、皆様が想像されているものとは大きく異なります。技術の進歩により、痛みや不快感を感じることなく、安心して検査を受けていただけるようになりました。
消化器内視鏡専門医として、葛飾区で多くの初回検査の患者様を診てきた経験から、大腸カメラ未経験の方が知っておくべき情報を詳しくお伝えいたします。
安心してください
当院で初回検査を受けられた患者様の
95%以上
が「良かった」「かなり良かった」とおっしゃっています
1. 大腸カメラ未経験者が抱く不安とその真実
初めて大腸内視鏡検査を受ける方が抱く不安は、実は多くが誤解に基づいています。
1-1. よくある不安と現実のギャップ
「痛くて辛い検査」という誤解
多くの方が「大腸カメラは痛い」というイメージを持っていますが、これは過去の話です。現在では鎮静剤を使用することで、患者様は眠ったような状態で検査を受けることができます。当院ではほぼ全ての患者様に鎮静剤を使用し、痛みや不快感を感じることなく検査を行っています。
「恥ずかしい」という心配
検査時の体位や準備について恥ずかしさを感じる方も多いですが、患者様のプライバシーと尊厳を最優先に考えています。専用の使い捨てパンツを着用いただき、体幹部をタオルでしっかりと覆い、必要最小限の露出で検査を行います。また、検査室は完全個室で、他の患者様と顔を合わせることはありません。
「時間がかかる」という思い込み
検査自体は通常20-30分程度で終了します。前処置から帰宅まで含めても半日程度で、多くの方が想像されているより短時間で済みます。土曜日も検査を行っているため、平日お忙しい方でも無理なく受診していただけます。
1-2. 検査を避けることのリスク
大腸がんの早期発見機会の逸失
大腸がんは初期段階では症状がありません。症状が現れた時には既に進行していることが多く、治療が困難になります。定期的な大腸内視鏡検査により、がんになる前のポリープの段階で発見・切除することで、がんを予防できます。
便潜血検査だけでは不十分
健康診断の便潜血検査は簡便ですが、約20-30%のがんを見逃す可能性があります。また、ポリープは出血しないことが多いため、便潜血検査では発見できません。確実な診断には大腸内視鏡検査が必要です。
家族への影響
もしあなたが大腸がんになった場合、治療による身体的・経済的負担だけでなく、家族の精神的負担も大きくなります。早期発見により、これらの負担を回避することができます。
葛飾区の大腸がん検診受診率
大腸がん検診受診率は約40%と、まだまだ低い状況です。多くの方が「まだ大丈夫」と考えて検査を先延ばしにしていますが、早期発見のためには症状がない時期の検査が最も重要です。
2. なぜ大腸カメラ検査が必要なのか
大腸内視鏡検査は、大腸がんの予防と早期発見において最も確実で効果的な方法です。
2-1. 大腸がん予防の確実性
ポリープ切除によるがん予防
大腸がんの約95%は良性のポリープから発生します。大腸内視鏡検査では、これらのポリープを発見し、その場で切除することができます。ポリープを切除することで、将来の大腸がん発症リスクを70-90%減少させることができます。
早期がんの確実な発見
万が一がんが発生していても、早期の段階で発見できれば内視鏡治療で完治可能です。早期がんの5年生存率は95%以上と極めて良好で、治療による身体への負担も最小限です。
他の検査法との比較優位性
CT検査やMRI検査では、小さなポリープや平坦な病変を発見することは困難です。大腸内視鏡検査のみが、大腸の粘膜を直接観察し、微細な病変も確実に発見できる唯一の方法です。
検査の効果
定期的な大腸内視鏡検査により、大腸がんによる死亡率を約70%減少させることができると報告されています。これは他のがん検診と比較しても極めて高い効果です。
2-2. 年齢別の検査推奨時期
40歳からの定期検査
大腸がんのリスクは40歳から徐々に上昇し、50歳を過ぎると急激に増加します。症状がなくても、40歳を過ぎたら一度は大腸内視鏡検査を受けることをお勧めします。特に家族歴がある方は、より早期からの検査が重要です。
50歳以上での必須検査
50歳以上では、症状の有無に関係なく定期的な検査が必要です。アメリカでは50歳からの大腸内視鏡検査が強く推奨されており、日本でも同様の考え方が広まっています。
リスク要因がある方の早期検査
家族歴、炎症性腸疾患、糖尿病、肥満、喫煙習慣などのリスク要因がある方は、40歳前でも検査を検討する必要があります。これらの要因により、一般の方より早期に大腸がんが発症する可能性があります。
2-3. 葛飾区での検査の重要性
地域の医療連携
葛飾区内で検査を受けることで、万が一治療が必要になった場合も、地域の基幹病院との連携により迅速な対応が可能です。当院では葛飾区内の総合病院と密接な連携を取り、患者様に最適な治療を提供しています。
アクセスの良さ
JR金町駅から徒歩7分という立地により、葛飾区内はもちろん、江戸川区、足立区、松戸市、市川市からもアクセス良好です。通院の負担が少なく、継続的な健康管理が可能です。
地域に根ざした医療
地域の皆様の健康を長期的にサポートすることで、信頼関係を築き、安心して相談できる医療環境を提供しています。検査後のフォローアップも含めて、継続的にサポートいたします。
3. 検査の流れと実際の体験
初めての方にも安心していただけるよう、検査の流れを詳しくご説明します。
3-1. 検査当日までの準備
検査3日前から
消化の良い食事を心がけていただきます。具体的な食事内容については、詳しい説明書をお渡しします。特に制限が厳しいわけではなく、普段の食事から繊維質の多いものを控える程度です。
検査前日
夕食は軽めにしていただき、21時以降は絶食となります。水分は透明なもの(水、お茶、スポーツドリンクなど)であれば摂取可能です。錠剤の下剤を内服いただきます。
検査当日朝
腸管洗浄液を服用していただきます。自宅で服用する方法と、来院してから服用する方法があり、患者様のご都合に合わせて選択できます。
3-2. 来院から検査まで
受付・問診
来院後、受付を済ませ、看護師による問診を行います。体調や服用中の薬について確認し、検査に関する最終的な説明をいたします。
着替え・準備
検査着に着替えていただきます。個室で着替えができ、プライバシーは完全に保護されます。貴重品はロッカーに保管していただけます。
鎮静剤投与
点滴から鎮静剤を投与します。数分で眠気を感じ、リラックスした状態になります。この時点で不安や緊張はほとんど感じなくなります。
検査実施
患者様が眠ったような状態で検査を行います。検査時間は通常20-30分程度です。ポリープが見つかった場合は、その場で切除いたします。
3-3. 検査後の流れ
回復室での休息
検査後は専用の回復室でゆっくりと休息していただきます。鎮静剤の効果が切れるまで、看護師が定期的に様子を確認いたします。通常1-2時間程度で帰宅可能です。
結果説明
検査結果は画像を見ながら詳しく説明いたします。ポリープを切除した場合は、病理検査の結果を後日お伝えします。今後のフォローアップスケジュールも相談して決定します。
帰宅時の注意事項
鎮静剤の影響により、当日の車の運転は禁止です。公共交通機関を利用するか、ご家族の送迎をお願いします。食事は検査後2時間程度してから軽いものから始めていただきます。
患者様の安心のために
検査中は常に患者様の状態をモニタリングし、安全性を最優先に行います。何か不安なことがあれば、いつでもスタッフにお声かけください。
4. 痛みや不快感への完全対策
当院では、患者様が痛みや不快感を感じることなく検査を受けていただけるよう、様々な対策を講じています。
4-1. 鎮静剤による無痛検査
適切な鎮静剤の選択
患者様の年齢、体重、既往歴を考慮し、最適な鎮静剤の種類と量を決定します。安全性の高い薬剤を使用し、患者様が快適に検査を受けられるよう調整します。
段階的な鎮静管理
急激に深い鎮静状態にするのではなく、段階的に鎮静を深めることで、患者様の身体への負担を最小限に抑えます。検査中も継続的に鎮静レベルを調整し、最適な状態を維持します。
安全なモニタリング
検査中は血圧、心拍数、酸素飽和度を継続的にモニタリングし、患者様の安全を確保します。万が一異常が発生した場合も、即座に対応できる体制を整えています。
4-2. 技術的な工夫による負担軽減
高画質内視鏡システム
最新の高画質内視鏡システムにより、微細な病変も鮮明に観察できます。これにより検査時間を短縮し、患者様の負担を軽減します。
細径スコープの使用
必要に応じて細径のスコープを使用することで、挿入時の不快感を軽減します。特に初回検査の方や、過去に検査で辛い思いをされた方には積極的に使用します。
炭酸ガス送気
検査中に腸管を膨らませるために、通常の空気ではなく炭酸ガスを使用します。炭酸ガスは体内に吸収されやすく、検査後の腹部膨満感を大幅に軽減できます。
4-3. 心理的サポート
事前の十分な説明
検査前に十分な時間をかけて説明を行い、患者様の不安を解消します。検査の流れ、使用する薬剤、予想される感覚など、詳しくお伝えします。
スタッフの声かけ
検査中も看護師が患者様の様子を見守り、適切な声かけを行います。鎮静剤により意識レベルは下がりますが、安心感を与える声かけを継続します。
個別対応
患者様一人ひとりの不安や心配事に個別に対応します。過去の医療体験や特別な配慮が必要な事項があれば、事前にお聞かせください。
痛みゼロへの取り組み
当院では「痛みのない検査」を目標に、技術と設備の両面から取り組んでいます。初回検査の方でも安心して受けていただける環境を整えています。
5. 検査前の準備について
初めての方でも安心して準備できるよう、詳しくご説明いたします。
5-1. 食事制限の詳細
検査3日前からの食事
繊維質の多い食品(野菜、果物、海藻類、きのこ類など)を控えていただきます。ただし、完全に禁止するわけではなく、量を減らす程度で構いません。肉類、魚類、卵、豆腐、白米などは通常通り摂取できます。
検査前日の食事
朝食と昼食は軽めの消化の良いものを摂取してください。夕食は19時頃までに済ませ、その後は絶食となります。水分は透明なもの(水、お茶、透明なスポーツドリンクなど)であれば摂取可能です。
服用中の薬について
血圧の薬、心臓の薬などは通常通り服用してください。ただし、血液をサラサラにする薬(ワーファリン、バイアスピリンなど)は事前に相談が必要です。糖尿病の薬は検査当日は中止していただきます。
5-2. 腸管洗浄について
洗浄液の種類と選択
当院では複数の腸管洗浄液を用意しており、患者様の体調や好みに応じて選択できます。味や量、服用方法が異なるため、事前に詳しく説明し、最適なものを選んでいただきます。
自宅服用と院内服用
当院では腸管洗浄液は基本的に自宅で服用いただきます。事情のおありの方は来院してから服用することもできますので、ご相談ください。自宅服用の場合は朝早くから服用いただきます。
服用時の注意点
洗浄液服用中は、水分補給を十分に行い、脱水を防ぎます。また、便の性状を確認し、透明になるまで服用を続けます。体調に異変を感じた場合は、すぐにクリニックにご連絡ください。
5-3. 当日の準備
服装について
着脱しやすい服装でお越しください。検査着に着替えていただくため、複雑な服装は避けてください。アクセサリーや時計は外していただきます。
持参するもの
保険証、診察券、お薬手帳をお持ちください。また、検査後は鎮静剤の影響で車の運転ができないため、公共交通機関の利用またはご家族の送迎をお願いします。
来院時間
予約時間の30分前にはご来院ください。受付、問診、準備に時間が必要です。遅刻された場合、検査時間の変更や延期をお願いする場合があります。
準備でご不明な点があれば
検査前の準備について不安や疑問がある場合は、いつでもお電話でご相談ください。看護師が丁寧にお答えし、安心して検査を受けていただけるようサポートいたします。
6. 当院での初回検査サポート体制
初めて大腸内視鏡検査を受ける方に、特別な配慮とサポートを提供しています。
6-1. 専門医による丁寧な対応
消化器内視鏡専門医による検査
日本消化器内視鏡学会専門医が全ての検査を担当します。豊富な経験により、初回検査の方でも安全で確実な検査を提供します。今までに20000件以上の内視鏡検査経験により、様々なケースに対応できます。
個別相談の実施
検査前に医師との個別相談を行い、患者様の不安や疑問にお答えします。過去の病歴、現在の症状、家族歴などを詳しくお聞きし、個別に最適な検査計画を立案します。
検査結果の詳しい説明
検査後は画像を見ながら結果を詳しく説明します。専門用語を使わず、分かりやすい言葉で説明し、今後の健康管理についてもアドバイスいたします。
6-2. 看護スタッフによる継続サポート
検査前の不安解消
経験豊富な看護師が検査前の説明を行い、患者様の不安を解消します。検査の流れ、準備方法、注意事項について、時間をかけて丁寧に説明いたします。
検査中の見守り
検査中は看護師が常に患者様の状態を見守り、安全性を確保します。鎮静剤の効果や患者様の反応を継続的に観察し、必要に応じて医師と連携して対応します。
検査後のケア
検査後の回復期間中も看護師が定期的に様子を確認し、患者様が安心して帰宅できるようサポートします。帰宅後の注意事項についても詳しく説明いたします。
6-3. 設備・環境面での配慮
プライバシー重視の個室
検査室、回復室ともに完全個室で、プライバシーを重視した設計になっています。他の患者様と顔を合わせることなく、リラックスして検査を受けていただけます。
最新の医療機器
高画質内視鏡システムをはじめ、最新の医療機器を導入しています。これにより検査精度が向上し、検査時間の短縮も実現しています。
快適な待合環境
待合室は落ち着いた雰囲気で、リラックスしてお待ちいただけます。検査前の緊張を和らげる環境づくりに配慮しています。
初回検査の方への特別サポート
初めての方には通常より多くの時間をかけて説明し、不安を解消してから検査を行います。「初回検査です」とお伝えいただければ、特別な配慮をいたします。
7. よくある質問と回答
初回検査の方からよく寄せられる質問にお答えします。
7-1. 検査に関する質問
Q: 本当に痛くないのですか?
A: 鎮静剤を使用するため、ほとんどの患者様が痛みを感じません。「気がついたら終わっていた」という感想をよくいただきます。
Q: 検査時間はどのくらいですか?
A: 検査自体は20-30分程度です。前処置から帰宅まで含めても半日程度で終了します。
Q: 検査後すぐに仕事に戻れますか?
A: 鎮静剤の影響により、検査当日は安静にしていただくことをお勧めします。翌日からは通常通りの生活が可能です。
7-2. 準備に関する質問
Q: 腸管洗浄液は飲みにくいですか?
A: 現在の洗浄液は以前より飲みやすく改良されています。複数の種類から選択でき、味や量を調整できます。
Q: 薬を服用していても検査できますか?
A: ほとんどの薬は継続して服用できます。ただし、血液をサラサラにする薬などは事前に相談が必要です。
Q: 女性医師による検査は可能ですか?
A: 申し訳ございませんが、当院では男性医師のみとなります。ただし、看護師は女性スタッフが対応し、プライバシーに十分配慮いたします。
7-3. 費用・予約に関する質問
Q: 予約はどのように取れますか?
A: WEB予約で予約を承っています。初回の方はお電話でもご相談が可能です。事前相談も含めて、十分な時間を確保いたします。
Q: 土曜日も検査できますか?
A: はい、土曜日も検査を行っています。平日お忙しい方でも受診していただけます。
金町よしだクリニックでの初回大腸内視鏡検査
葛飾区で初めて大腸内視鏡検査を受ける方に、安心と信頼の医療を提供いたします。
初回検査の方への特別配慮
- • 鎮静剤使用による完全無痛検査
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安心の検査環境
- • 消化器内視鏡専門医による検査
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初回検査をお考えの方へ
「初めての大腸カメラで不安」という方は、まずはお電話でご相談ください。検査の必要性、流れ、準備方法について詳しくご説明し、不安を解消してから検査を受けていただけます。
葛飾区をはじめ、江戸川区、足立区、台東区、松戸市、市川市、三郷市からも多くの初回検査の患者様にご来院いただいています。皆様に「思っていたより楽だった」と言っていただけるよう、スタッフ一同、心を込めて対応いたします。
【作成・監修】
金町よしだクリニック 院長 吉田 翼(日本消化器内視鏡学会 専門医、日本消化器病学会 専門医、日本肝臓学会 専門医、日本内科学会 総合内科専門医)