【医師監修】いびきを相談しやすい病院の選び方:質問と準備

「いびきで悩んでいるけれど、どこに相談すればいいのかわからない…」
「病院に行って、変に思われたらどうしよう」

いびきは体の不調のサインであることが多く、我慢せず早めに相談することが重要です。とはいえ、「耳鼻科?内科?何科を受ければいいの?」「どう伝えればいいの?」と迷う方も多いのが実際のところ。

今回は、いびきを安心して相談できる病院の選び方と、受診前に知っておきたい質問内容や準備について、医師がわかりやすく解説します。


1. いびきはどの診療科に相談するべき?

1-1. 睡眠時無呼吸の疑いがあるなら「内科・呼吸器内科・専門クリニック」へ

単なるいびきだけでなく、「夜間の無呼吸」「日中の強い眠気」「集中力の低下」などがある場合は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性が高いため、内科・呼吸器内科や、睡眠医療に対応しているクリニックを選びましょう。

1-2. 鼻づまりや扁桃肥大が気になるなら「耳鼻咽喉科」

鼻や喉の構造に問題がありそうな場合(鼻づまり、のどの腫れ、口呼吸など)は耳鼻咽喉科が適しています。
ただし、耳鼻科では睡眠中の呼吸の変化までは検査できないこともあるため、必要に応じて内科などと連携が取れるか確認すると安心です。

1-3. 小児の場合は小児科・耳鼻咽喉科へ

子どものいびきはアデノイドや扁桃腺の肥大が原因のことが多く、小児専門の耳鼻咽喉科や小児科の受診が推奨されます。


2. 病院選びでチェックしたい5つのポイント

2-1. 睡眠時無呼吸の検査に対応しているか

いびきの背後に無呼吸症候群があるかを調べるには、**ポリソムノグラフィーや簡易検査(携帯型モニター)**が必要です。これらに対応しているかを確認しましょう。

2-2. 専門医の有無と診療実績

日本睡眠学会などの認定医や、呼吸器・消化器などの専門医が在籍しているクリニックは、経験や知識が豊富で安心感があります

2-3. 丁寧な問診と説明があるか

いびきの相談はデリケートな内容なので、患者の話をよく聞いてくれる医師かどうかも重要です。口コミや公式サイトで医師の姿勢や説明内容を確認するのもひとつの手です。

2-4. 通いやすい立地・予約の取りやすさ

いびき治療は継続的な通院が必要な場合もあるため、アクセスが良く、通いやすい場所にあるかもポイントです。当院は金町駅から徒歩7分、Web予約にも対応しています。

2-5. CPAP・マウスピースなどの治療にも対応しているか

検査だけでなく、治療の選択肢が豊富に用意されているかも大事です。CPAP療法、スリープスプリント(マウスピース)、生活習慣指導まで一貫してサポートしてくれるクリニックを選びましょう。


3. 受診前に準備しておくと安心なこと

初診をスムーズに進めるために、以下をメモしておくのがおすすめです。

  • いつ頃からいびきをかき始めたか
  • 無呼吸の指摘があるか(家族やパートナーからの情報)
  • 日中の眠気・頭痛・倦怠感などの症状
  • 睡眠時間と睡眠環境(寝る姿勢、飲酒の有無など)
  • 現在の服薬状況、既往歴(特に高血圧・糖尿病・心臓病など)

これらの情報があると、医師がより正確な診断とアドバイスを行いやすくなります。


4. 初診時によく聞かれる質問

初診で医師に相談すると、次のような質問をされることが多いです。

  • 「いびきの音は大きいですか?止まる時間はありますか?」
  • 「起床時の頭痛や喉の乾きはありますか?」
  • 「日中に強い眠気を感じますか?」
  • 「体重や生活習慣に変化はありましたか?」
  • 「寝ている間に呼吸が止まっていると指摘されたことは?」

あらかじめ回答を整理しておくと、短時間でも必要な検査や治療につながりやすくなります。


5. 当院では「いびき外来」も対応しています

金町よしだクリニックでは、いびきや睡眠時無呼吸に関する診療に力を入れています。
睡眠中の呼吸状態を自宅で簡単に調べられる検査機器を導入しており、専門医による丁寧な診察とわかりやすい説明で、初めての方でも安心して受診いただけます。

また、最新の検査機器、無痛内視鏡検査、消化器領域の専門医による診療で、幅広い健康相談にも対応。
当院は金町駅から徒歩7分と通いやすく、葛飾区をはじめ江戸川区・足立区・松戸市・市川市・三郷市からも多くの患者様が来院されています。


【作成・監修】
金町よしだクリニック
院長 吉田 翼
(日本消化器内視鏡学会 専門医/日本消化器病学会 専門医/日本肝臓学会 専門医/日本内科学会 総合内科専門医)