【医師監修】がん家系の方は要注意|自覚症状がなくても検査すべき理由
「うちはがん家系だから不安…」
「でも今は特に症状がないから大丈夫かな」
そう考えていませんか?
がんの家族歴がある方は、がんのリスクが一般より高いことがわかっています。そして、胃がん・大腸がんは早期で発見できれば、治癒率が非常に高い病気です。
しかし、初期段階ではほとんど自覚症状が出ないことが多いため、発見が遅れると命に関わるリスクも高まります。
この記事では、「がん家系」とされる背景と、そのリスクにどう備えるべきか、自覚症状がない段階でも検査すべき理由を、消化器専門医の視点から丁寧に解説します。
1. 「がん家系」とは何を指すのか?
1-1. 遺伝的要因の影響
がんは必ずしも遺伝する病気ではありませんが、遺伝的な体質や生活習慣が影響することがあるといわれています。
特に、
- 両親または兄弟姉妹に胃がん、大腸がん、肝臓がんなどの既往がある
- 親族に若年でがんを発症した方が複数いる
- 同じ部位のがんを繰り返し発症する家系
こうした特徴がある方は、「がん家系」に該当する可能性があります。
1-2. 家族性大腸腺腫症やリンチ症候群とは?
まれに、大腸がんの原因となる遺伝性の疾患もあります。
- 家族性大腸腺腫症(FAP):10代からポリープが多数発生し、放置するとほぼ100%がんになる病気
- リンチ症候群:大腸がんや子宮がんなど、複数のがんになりやすい遺伝性疾患
これらに該当する場合は、定期的な内視鏡検査が不可欠です。
2. 自覚症状がない=安全、ではありません
2-1. 胃がん・大腸がんの初期症状はほとんどない
胃がん・大腸がんの初期段階では、
- 少しの食欲不振
- 軽い便通異常
- お腹の張りや違和感
といった、日常生活に支障がない程度の変化しか感じないケースが多く、気づかないまま進行することがあります。
「症状がないから行かなくていい」と思っていた方が、内視鏡検査で早期がんを発見できたという事例は当院でも複数あります。
2-2. 健康診断や人間ドックだけでは不十分なことも
バリウム検査や便潜血検査では、がんの見逃しリスクがあることも知られています。
実際、便潜血陰性でも大腸がんが見つかった例や、バリウム検査で異常なしと診断されながら胃がんが進行していたケースもあります。
確実に「今の胃や腸の状態を知る」には、内視鏡検査が最も信頼できる方法です。

3. 「がん家系」だからこそ、定期的な内視鏡検査が必要
3-1. がんの早期発見にはタイミングが重要
がんの進行は個人差がありますが、早期のうちに発見できれば、内視鏡的切除で完治が可能な場合がほとんどです。
胃がん・大腸がんともに、
- 初期がんで見つかれば5年生存率は90%以上
- 内視鏡での治療(ESDやEMR)で開腹手術不要なケースも
自覚症状が出る前に、定期的なチェックを習慣にすることが、生涯の健康を守る近道です。
3-2. 当院の「無痛で日帰り可能な内視鏡検査」
「検査は怖い」「痛そう」と思っている方も、当院の内視鏡検査なら安心して受けられます。
- 鎮静剤の使用により、ほとんど眠った状態で検査が可能
- 苦しさや不快感が少ない「無痛内視鏡」
- 日帰りで検査終了、仕事や家庭への影響も最小限
初めての方も、経験豊富な専門医が丁寧に対応します。
4. 金町よしだクリニックの内視鏡検査が選ばれる理由
4-1. 専門医による“見逃さない”検査
院長の吉田医師は、日本消化器内視鏡学会・日本消化器病学会など4学会の専門医資格を有し、胃腸疾患に関する豊富な知見と経験を持っています。
患者様一人ひとりの背景を把握し、見逃しのない丁寧な内視鏡検査を心がけています。
4-2. 最新機器×徹底した感染対策
- 富士フィルム社製の高性能内視鏡システム
- 色調変化をとらえる「LCI機能」で微細な病変も検出
- 完全個室の前処置スペースとリカバリールーム完備
- 厳格な消毒体制で感染症リスクを最小限に
さらに、JR金町駅から徒歩7分の好立地で、足立区・江戸川区・松戸市など近隣からも多数来院されています。
5. 「症状が出てから」ではなく、「何もない今こそ」検査を
「自分は大丈夫」と思い込まず、がん家系に当てはまる方は積極的に内視鏡検査を受けるべきです。
1回の検査で「何もない」とわかるだけでも、今後の安心につながります。
以下に当てはまる方は、ぜひ一度ご相談ください:
- 胃がん・大腸がんの家族歴がある
- 40歳以上で胃腸の検査を受けたことがない
- 市販薬で胃腸症状をごまかしている
- 忙しくて検査を先延ばしにしている
がんの早期発見・予防のために、今こそ一歩を踏み出しましょう。
最新の内視鏡機器、無痛内視鏡検査、消化器領域の専門医による丁寧な検査と説明で、安心して受けていただける環境を整えています。当院には、葛飾区をはじめ、江戸川区、足立区、台東区、松戸市、市川市、三郷市も含めて広い地域から多くの患者様が来院されています。
【作成・監修】
金町よしだクリニック
院長 吉田 翼(日本消化器内視鏡学会 専門医、日本消化器病学会 専門医、日本肝臓学会 専門医、日本内科学会 総合内科専門医)
