【医師監修】その腹痛、放置していませんか?繰り返すおなかの痛みに大腸カメラが必要な理由
「おなかが張る感じが続く」「便通が不安定」「下腹部がチクチク痛む」
そんな慢性的な腹痛を感じていても、つい様子見してしまっていませんか?
市販薬や食生活の工夫で一時的に楽になっても、原因がはっきりしない腹痛を放置することは非常に危険です。
この記事では、腹痛の背後にある見逃せない病気と、大腸カメラ(大腸内視鏡検査)が必要となるケースを、内視鏡専門医がわかりやすく解説します。
「腹痛=胃の問題」と思い込まず、「大腸の異常」が原因となっている可能性も含めて、検査を検討するきっかけにしてください。
1. 腹痛の原因は「大腸」の異常かもしれません
腹痛の原因は実にさまざまですが、意外と多いのが大腸由来の痛みです。
- 下腹部に痛みが出る
- 排便後に痛みが落ち着く
- 便秘や下痢が交互に起こる
- おならやガスが溜まりやすい
こうした症状がある場合、大腸の炎症・ポリープ・腫瘍などが関与している可能性があります。
とくに、「右下腹部」や「左下腹部」の痛みは、盲腸(虫垂)やS状結腸・直腸などの異常が関係することもあります。
2. 大腸カメラが必要な腹痛のチェックポイント
腹痛があるからといって、すぐに内視鏡検査が必要なわけではありません。
しかし、以下の項目に当てはまる場合は、大腸カメラによる精密検査が強く推奨されます。
- 排便パターンが最近になって変わった
- 便に血が混じる、黒っぽい便が出る
- 体重が知らぬ間に減っている
- 常にお腹に違和感がある
- 40歳以上で腹痛が数週間以上続く
- 大腸がんの家族歴がある
これらの兆候は、ポリープや炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)、あるいは大腸がんの初期サインである可能性があるため、早期に大腸カメラを受けることで正確な診断が可能となります。
3. 検便やCTでは見つからない異常も、大腸カメラでわかる
便潜血検査や腹部CTでは、腸内のポリープや早期がんを見逃してしまうこともあります。
それに対して大腸内視鏡(大腸カメラ)では、
- 粘膜の状態を直接確認
- 1cm未満の小さなポリープも発見可能
- 異常があればその場で組織検査や切除もできる
という大きな利点があります。
つまり、「お腹が痛い理由がわからない」という状況を、最も確実に解決できる検査なのです。
4. 「過敏性腸症候群(IBS)」と思い込む前に
「ストレスのせいかな」「便秘症だから仕方ない」と考えて、IBS(過敏性腸症候群)と自己判断してしまう方も多いのですが、注意が必要です。
実際には、
- 初期の大腸がん
- 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)
- 虚血性腸炎
- 憩室炎
など、精密検査を受けなければわからない病気が腹痛の裏に隠れていることがあります。
まずは、内視鏡検査で危険な病気を除外してからIBSと診断されるのが正しい順序です。
5. 金町よしだクリニックの大腸カメラなら、無痛で安心
「お腹は気になるけど、検査が怖い」「恥ずかしいし、痛そう」
そんな不安を感じている方もご安心ください。
当院では、
- 鎮静剤を使って眠ったまま検査ができる「無痛内視鏡」
- 最新の内視鏡機器による高精度な診断
- 専門医による丁寧な説明とフォロー
をすべて標準としてご提供しています。
日帰りでポリープ切除にも対応しており、患者様からは「こんなに楽ならもっと早く受けていればよかった」という声を多数いただいております。
葛飾区金町駅から徒歩7分とアクセスも良く、江戸川区・足立区・松戸市・市川市からもご来院が多数あります。
最新の内視鏡機器、無痛内視鏡検査、消化器領域の専門医による丁寧な検査と説明で、安心して受けていただける環境を整えています。
当院には、葛飾区をはじめ、江戸川区、足立区、台東区、松戸市、市川市、三郷市も含めて広い地域から多くの患者様が来院されています。
繰り返す腹痛や便通異常にお悩みの方は、ぜひ一度、大腸カメラをご検討ください。
【作成・監修】
金町よしだクリニック
院長 吉田 翼
(日本消化器内視鏡学会 専門医、日本消化器病学会 専門医、日本肝臓学会 専門医、日本内科学会 総合内科専門医)