【医師監修】胃がん・大腸がんの早期発見には内視鏡が最強の手段

「最近、検診も受けていないけれど、体調は大丈夫だろう…」
「症状がないのに内視鏡検査なんて必要あるの?」

そう思っていませんか?実は、胃がんや大腸がんは“症状が出る前に見つける”ことが命を守る最大のポイントです。中でも、内視鏡検査はがんの早期発見において最も確実な手段といわれています。

この記事では、がんの早期発見と内視鏡の役割、そして「なぜ今受けるべきなのか」をわかりやすく解説します。

1. 日本人に多い胃がん・大腸がんの実情

1-1. 日本人がかかりやすい2大がん

厚生労働省やがん研究機関のデータによると、胃がんと大腸がんは日本人が最も多くかかるがんのひとつです。

  • 胃がんは50代から発症が増加し、60代〜70代でピーク
  • 大腸がんは女性のがん死亡原因1位、男性でも上位

どちらも初期は自覚症状がほとんどなく、「気づいたときには進行していた」というケースも少なくありません。

1-2. 進行してからでは手遅れになることも

進行がんになると、手術や抗がん剤治療など身体的・経済的負担が大きくなります。一方、早期に発見できれば内視鏡で切除でき、完治を目指せる可能性が高まります。

つまり、**“早く見つける”=“命を守る”**ということなのです。

2. がん検診で安心していませんか?

2-1. 便潜血検査やバリウム検査の限界

企業健診などで行われる便潜血検査(大腸)やバリウム検査(胃)はスクリーニングとして重要ですが、以下のような弱点があります。

  • 微小ながん・ポリープを見落とす可能性
  • 陰性でもがんが隠れている場合がある
  • 異常が出た後に再検査として内視鏡を勧められることが多い

つまり、本当に安心するためには、内視鏡検査で“直接見る”ことが重要なのです。

2-2. 内視鏡はがん発見率が段違いに高い

胃カメラや大腸カメラは、粘膜のわずかな変化まで目視できる精度の高い検査です。検査中に組織の一部を採取して、生検・診断を行うことも可能です。

「初期のがんを見逃さない」という点で、内視鏡は最も信頼される検査方法です。

3. 胃がんの早期発見に内視鏡が有効な理由

3-1. 初期の胃がんは“無症状”が多い

胃がんは進行するまで症状が出にくいため、「食欲不振」「胃もたれ」などの軽い変化を放置してしまいがちです。

そのため、自覚症状がない段階での定期的な胃カメラが最も有効です。

3-2. ピロリ菌感染歴がある人は要注意

ピロリ菌感染や除菌歴のある方は、萎縮性胃炎やがんリスクが高まることがわかっています。
40歳以上で一度も胃カメラを受けたことがない方は、特に積極的な検査が推奨されます。

4. 大腸がんの早期発見に大腸カメラが不可欠な理由

4-1. ポリープの段階で発見すればがんを予防できる

大腸がんの多くは良性ポリープががん化することで発症します。つまり、**ポリープの段階で切除できれば、がんを“未然に防げる”**ということです。

大腸内視鏡検査では、その場でポリープを切除する日帰り手術も可能です。

4-2. 便潜血検査が陰性でも安心できない

便潜血検査で陰性でも、ポリープや初期のがんは出血を伴わないことも多く、見逃されてしまうことがあります。

定期的な内視鏡検査を受けることで、“陰性=安心”という誤解を防ぐことができます。

5. 鎮静剤を使えば内視鏡検査は苦しくない

5-1. 「痛い・苦しい」はもう過去の話

内視鏡検査に対して不安を抱く方は多いですが、現在では鎮静剤を使用することで、眠っている間に検査が終わる“無痛内視鏡検査”が一般的になっています。

金町よしだクリニックでは、患者様の不安やご希望に応じて、無痛の胃カメラ・大腸カメラを提供しています。

5-2. 忙しい方にも安心の環境

  • 日帰り検査が可能
  • 金町駅から徒歩7分の好アクセス
  • 完全予約制で待ち時間を最小限に
  • 専門医による丁寧な説明とフォローアップ

検査後はリカバリールームでお休みいただいた後、お帰りいただけます。

6. 胃カメラ・大腸カメラを受けた方がいい人のチェックリスト

以下のいずれかに当てはまる方は、ぜひご相談ください:

  • 40歳以上で内視鏡検査を受けたことがない
  • 胃もたれ・食欲不振・腹部膨満感などの症状がある
  • 便に血が混じる・黒っぽい便が出る
  • お腹の痛みや不快感が続く
  • 体重が減ってきた
  • 家族に胃がん・大腸がんの既往がある
  • ピロリ菌感染歴がある
  • 健診で要精密検査とされた

放置せず、一度“中からチェック”してみましょう。

7. まとめ|内視鏡は、命を守る「確かな選択肢」

胃がん・大腸がんは、早期であれば治せるがんです。
そして、その早期発見に最も有効なのが内視鏡検査です。

金町よしだクリニックでは、最新の高性能内視鏡機器と、消化器領域の専門医による診断・処置・説明をワンストップでご提供。
「痛くない」「怖くない」「丁寧で安心」と、地域の多くの患者様に選ばれています。

「まだ大丈夫」ではなく、「今、調べておく」ことが、将来の安心につながります。
まずはお気軽にご相談ください。


最新の内視鏡機器、無痛内視鏡検査、消化器領域の専門医による丁寧な検査と説明で、安心して受けていただける環境を整えています。当院には、葛飾区をはじめ、江戸川区、足立区、台東区、松戸市、市川市、三郷市も含めて広い地域から多くの患者様が来院されています。

【作成・監修】
金町よしだクリニック
院長 吉田 翼(日本消化器内視鏡学会 専門医、日本消化器病学会 専門医、日本肝臓学会 専門医、日本内科学会 総合内科専門医)