【医師監修】食生活が不規則な人こそ内視鏡でのチェックが必要です

現代人のライフスタイルにおいて「不規則な食生活」は珍しくありません。
朝食抜き、夜遅い食事、暴飲暴食、偏った栄養バランス——こうした習慣は、知らず知らずのうちに胃や腸に大きな負担をかけています。

「最近お腹の調子が安定しない」「胃が重いけれど検査はまだ早いかな…」と感じている方こそ、内視鏡によるチェックをおすすめします。

本記事では、不規則な食生活が消化器に与える影響と、なぜ内視鏡検査が重要なのかについて、消化器専門医の視点から丁寧に解説します。


1. 不規則な食生活が胃腸に与えるダメージとは?

1-1. 胃酸のリズムが乱れて炎症や逆流を引き起こす

本来、胃は食事のタイミングに合わせて胃酸を分泌しています。
しかし、食事時間がバラバラになると、空腹時に強い胃酸が出続けて胃の粘膜を傷つけることがあります。

この状態が続くと…

  • 胃もたれ
  • 空腹時の痛み
  • 胸やけ
  • げっぷ
  • のどの違和感

などの逆流性食道炎や慢性胃炎の症状が現れやすくなります。

1-2. 消化機能が乱れて便通にも影響

早食いや過食、脂っこいもの中心の食事が続くと、腸内環境が悪化し、以下のようなトラブルが起こります。

  • 下痢と便秘を繰り返す
  • お腹が張る、ガスがたまる
  • 食後すぐにお腹が痛くなる

腸は第二の脳とも言われるほど、身体全体の健康に関わっています。
便通の乱れは、腸からのSOSサインである可能性も。


2. 食生活が不規則な人ほど「病気の初期症状」を見逃しやすい

2-1. 日常の不調を「疲れ」や「ストレス」のせいにしていませんか?

不規則な生活を送っている方ほど、「今日はちょっと胃の調子が悪いけど、昨日夜遅く食べたからかな」などと、症状を自己判断で片付けがちです。

しかし、その「いつもの不調」にこそ、以下の病気が隠れていることがあります。

  • 逆流性食道炎
  • 慢性胃炎(ピロリ菌感染含む)
  • 機能性ディスペプシア
  • 大腸ポリープ・過敏性腸症候群
  • 早期の胃がん・大腸がん

症状が軽いうちから、内視鏡で“本当に何もないのか”を確認することが非常に重要です。

2-2. 「市販薬で何となくごまかせる」が一番危険

市販の胃腸薬や整腸剤で一時的に症状が落ち着いても、根本的な病変は進行している場合があります

  • 市販薬を週2回以上使っている
  • 薬を飲むと良くなるが、やめるとまた症状が出る
  • もう何年も胃腸が不安定

このような方には、一度内視鏡でしっかりチェックすることを強く推奨します。


3. 当院の内視鏡検査は「無痛」「安心」「正確」

3-1. 鎮静剤を使って、眠ったまま終わるから怖くない

「胃カメラや大腸カメラはつらそうで不安…」という声はよく聞きます。

しかし当院では、鎮静剤を用いた内視鏡検査を導入しており、

  • 眠っている間に終わる
  • 痛みや苦しさを感じにくい
  • 初めてでも安心して受けられる

と、多くの方にご好評をいただいています。

3-2. 最新機器×専門医の高精度な検査体制

  • 富士フィルム製の最新内視鏡システム
  • 高画質・高拡大による微細な病変の発見
  • 日本消化器内視鏡学会専門医による診断と説明

正確な検査と、わかりやすい説明で、ご自身の体の状態をしっかり把握していただけます。


4. こんな方は今すぐ内視鏡検査をおすすめします

  • 朝食を抜くことが多い
  • 夕食が21時以降になる日が週3回以上
  • 外食やコンビニ食が中心
  • 野菜不足・水分不足が続いている
  • 夜中に間食してしまう
  • 胃薬や整腸剤を月に何回も使っている
  • 健康診断は受けているが、内視鏡は未経験

思い当たる項目が1つでもある方は、今が受診のタイミングです。


5. 「大きな病気になる前」に見つけることが、あなたの未来を守ります

胃がんや大腸がんは、初期には自覚症状がほとんどありません。
しかし、内視鏡検査であれば、小さなポリープや炎症も見逃さず、早期に治療や生活改善につなげることが可能です。

  • 家族歴がある方
  • 仕事が忙しくて不規則な生活が続いている方
  • 「まだ若いから」と放置している方

一度立ち止まって、“今の胃腸の状態”を見てみませんか?


最新の内視鏡機器、無痛内視鏡検査、消化器領域の専門医による丁寧な検査と説明で、安心して受けていただける環境を整えています。当院には、葛飾区をはじめ、江戸川区、足立区、台東区、松戸市、市川市、三郷市も含めて広い地域から多くの患者様が来院されています。

【作成・監修】
金町よしだクリニック
院長 吉田 翼(日本消化器内視鏡学会 専門医、日本消化器病学会 専門医、日本肝臓学会 専門医、日本内科学会 総合内科専門医)