肛門がん|金町よしだ内科・胃と大腸内視鏡クリニック|葛飾区金町の内科・内視鏡クリニック

肛門がん %E8%82%9B%E9%96%80%E3%81%8C%E3%82%93

肛門がん


肛門がんとは?

肛門部に発生する悪性腫瘍で、扁平上皮癌や腺癌などがあります。
比較的稀な疾患ですが、早期発見が治療成績に直結します。

原因は?

ヒトパピローマウイルス(HPV)感染が関連するタイプが知られています。
慢性的な炎症、痔ろうの長期化、免疫抑制状態、喫煙なども危険因子となります。

症状は?

出血(持続する)、しこり、潰瘍性の傷、痛み、分泌物、排便習慣の変化などが見られます。
初期は痔と紛らわしいことがあるため、長引く症状は要精査です。

検査方法は?

視診・触診・肛門鏡の所見で疑いがあれば、生検(組織検査)をして、確定診断を行います。
確定診断後はCTやMRIで進行度を評価し、リンパ節転移の有無を調べます。
必要に応じて内科(腫瘍内科)や放射線治療科と連携します。

注意点は?

「痔だと思って放置していたらがんだった」というケースがあるため、出血や潰瘍、しこりが長引く場合は自己判断せず必ず受診・検査を受けてください。

治療法は?

病期により外科切除、放射線療法、化学療法を組み合わせた治療が行われます。早期発見であれば治癒が期待できます。専門病院と連携して最適な治療計画を立てます。